新天方夜譚物語第60話 また、一人が去った
- 2015/10/21
- 01:31

本日の午後にまた一人の親友が去って行きました。丁度、一週間前に90歳の誕生日を迎えたばっかりでした。彼女はこの外人の私に一生懸命して正しい日本語を伝えてくださっていたのですが、言葉よりも大切な日本人の筋というものを最初に教えてくださったのも彼女でした…このように古い日本人の方はまことに夥しい方がほとんどです。お金や商売、個人の利益などよりも人間と人間の情けを最優先にする方々でした。このような方はかな...
新天方夜譚物語第59話 発勁と瞑想
- 2015/10/20
- 00:09

日本国でよく聴く二つの言葉ですが、中国武術がまったく分かっていない方よりも、私が太極拳をやっている人間だと聴くと、必ず、「発勁」はするのかと聴きます。確かに、陳式太極拳はよく発勁します。陳式太極拳の忽雷架には「勁架」というトーロがあり、最初から最後まで、発勁の連続になります。当然、発勁をするには、相手に打撃を与えるか、相手を飛ばすかになります。勿論、これは一つの格闘技の手段です。ところで、格闘は発...
新天方夜譚物語第58話 笊で水を汲む
- 2015/10/19
- 01:48

本日は一人の新しく加入した学生の方より、太極拳を覚える時が笊で水を汲むと例えられましたが、確かに、何事を覚えるのも最初が大変です。しかし、話しが変わりますが、太極勁を解釈する際にこれと全く同じ例えを用いることもあり、言っていることが違っても私としてはかなりびっくりしましたね。先代の太極拳巨匠が太極推手の際にどれ程に力を使ってよいかと伺うと、竹のバスケットで水を汲む位の力だと教えてくれました。まあ、...
新天方夜譚物語第57話 人間関係の躓き
- 2015/10/18
- 00:04

私も人生の中で何度も人間関係で躓いてきました。これからの生きている間にはまだこのように躓いてしまう事件が起きるでしょう。自分はカンセラーが必要の時はいつものように90代のベテランカンセラーのところに行って、いつものように10分間だけを話していました。しかし、今日になると私はもうカンセラーのところには行っていません。自分自身の神経が図っ太くなったからです。しかし、この浮き世の中で最低限度の常識も守ってい...
新天方夜譚物語第56話 常に3年から5年の覚悟
- 2015/10/17
- 01:19

私は先月、上海で3人の弟子に恵まれたのですが、弟子入りの時点で私は皆に、自分は誰かに抜かれた時点で太極拳を教えることを辞めると明言しました。この点に関しては、今日の中国で太極拳第一人者との呼び声が非常に高い周展芳老師も私とまったく同じ考えを持しているそうです。野球なら現役を退いても監督やヘットコーチとして教えることが可能です。国家の著名武術選手は体力と機能が落ちて引退しても著名教練になります。その...
新天方夜譚物語第55話 怪我が多いから…
- 2015/10/16
- 00:17

日本で第一党が実質にバックをしている最大武術団体では実に色々な奇々怪々が常に付きまとっているようですね。勿論、武術に関しては大聯盟の長が中国から適当に体育大学の人間でも引っ張ってきて、その発言の元で連盟の中で色々を決めていくのですが、その中国体育大の権威ある人間の適当な一言で日本の制定武術のあり方を決めてしまいます。典型的な例でいうと、武術や太極拳を行う際に関して、膝の位置が大聯盟の各教室の中でも...
新天方夜譚物語第54話 確実な機能
- 2015/10/15
- 01:09

科学や医学では、人間の機能や潜在能力を色々な分野に分けて研究し続けています。しかし、古い東洋医学や道教医学、古典養生術では、自分自身の身体機能の状態を気付くことを強調して参りました。私の分野では太極拳を練習して、どこかの体の一部分のきつさで人体内陰陽五行のバランスを判断する学問があります。太極拳は元々、すべての慢性病を予防から治癒までの効果があると訴えられてきました。勿論のように、今日の世界のどこ...
新天方夜譚物語第53話 医学の進歩
- 2015/10/14
- 01:18

本日、海外よりビックニュースが入りました。米国が癌を克服したそうですね。日本のニュースは国のモーチベーションを最優先に考えている為、報道していない可能性もありますが、自分は日本の報道の信憑性を若干疑っている部分もあり、常に海外の有力媒体をチェックしております。その薬はどうも、人間の潜在能力を引き起こすもののようですが、既に臨床で投薬しているようです。十数人の末期肝臓がん患者が明らかに快方へ向かって...
新天方夜譚物語第52話 誹謗と批判の違い
- 2015/10/13
- 02:14

昨日の記事で私は武術家があまり人を誹謗しないことはしないと申しましたが、私は出来る限りそれを守る努力をしています。しかし、批判と誹謗は違います。世の中に間違って決められたことや圧政によってでっち上げられた新生スポーツなどに対しては、批判的な観点を持つことは自由社会の権利であり、今後も徹底的に続けていきます。本日ですが、私はまず、中国が南京大虐殺を世界記憶遺産として登録したことを批判します。第二次世...
新天方夜譚物語第51話 弱い人
- 2015/10/12
- 00:39

このテーマを書く前に考えたことですが、弱い人間と言ったら、自分自身もそうです。客観的に申すと人間は誰でも弱いところがあります。弱者を虐めている者は本当のところ、虐められている弱者よりも弱い人間のはずです。もう少し解り易く申すと、その人達は弱い人を虐める能力しかないからです。本当に強い人間だったらヤクザにでも向かって行けばよいではないでしょうか。武人の勲章とも言われておりますが、私もとうとう、日本の...