第516話 入会希望者
- 2017/01/21
- 06:36

昨日は北海道中国武術倶楽部で一日をかけて太極を教えていました。ブログはいつも帰りの飛行機の中で書いています。アップができるのは着陸の頃になりそうです。
今回は、こちらの倶楽部より、数名程の方が私の東京の太極拳研究会に入会されたい希望者があって、食事時間なども入会希望者の面接などで本当に充実した一日でした。思い起こすと研究会で運営役員制度が起動してから、今回は久し振りの一人だけの面接でした。
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第515話 マイナス7度
- 2017/01/19
- 15:51

今年の1月から、私は2ヶ月に一回、北海道の中国武術倶楽部を教えることになりました。今朝ほどの天気予報を確認したところ、今夜の札幌はマイナス7度のようです。まあ、これは私が経験した寒い記録でもありません。1984年の旧正月では、上海ではマイナス15度を記録していました。しかし、当時の国家は混乱を起こさないために、適当に控え目にマイナス6度で報道していたことはまだ記憶に残っています。
思い起こすと、我が家も馬...
第514話 起脚時の体幹位置
- 2017/01/18
- 17:48

太極の練習で、片足が前方や斜めに上げる際にどうしても前傾してしまうことで本日、人生ではじめて太極を練習して三年たった民間人の方より確認の質問を頂きました。流石に毎日、慢架二回も練習しているようで、自分自身の体の動きを感じるようになりましたね。
太極の場合は基本的に、脚を上げれば体幹は地面に垂直しているはずです。これは太極の不動の原理です。これは、あまりにも当たり前で私はレッスンの中でほとんど言及し...
第513話 膝に関する誤解
- 2017/01/17
- 16:12

人間の膝はかなり弱いことで知られています。こうなればどの国も膝が怪我を避けることで動いています。今日は太極の中での膝を守る方法を再度、触れて見たいです。
体の一番融通が効くところでの緩和があれば、人間の最も弱い膝にへの負担は自然に減ります。人体は最も器用なところで全体の動きを牽引すれば、不器用で弱い部分の動かも少なくなります。
人間は両足を一定の横幅で立つことも、膝への負担がかなり減ります。
人間...
第512話 風邪とタバコ
- 2017/01/17
- 11:20

この数日、周りの人々は何人も風邪やインフルエンザで困っているようです。人間の風邪やインフルエンザをネットで調べても本当に専門用語ばっかりで、本格的に医学を勉強していない者なら誰もきちんとした説明ができないでしょう。しかし、風邪だと思われる症状で人類はいつの間に命を失ってしまう程に弱くなったことは周知の通りです。人間の健康が損なわれることは本当に悲しいことで、正常の大人は誰もが病気を嫌います。ところ...
第511話 補不足の困惑
- 2017/01/15
- 18:33

老子道徳経では、「天之道、損有余而補不足」と言います。これは本来、人道的な政治は、余っている者から税金を徴収して、不足をしている者に補助する意味です。本来、これは武術とほとんど関係ない箇所のはずです。
ところで、2017年版の「射雕英雄伝」はとうとう、ベールを脱ぎました。史上最強の俳優が配置され、中国では大ブームになるのは必至でしょう。しかし、金庸小説は古典中国文学を適当に解釈しているところもたまには...
第510話 体への認識
- 2017/01/14
- 20:22

私達人類は自分自身の体をきちんとわかっているかと問い掛けたらおそらく、ほとんどの人はノーと返答します。わたくしだって、血圧が低いなのに、三十年もタバコを吸い続けていました。これは自分自身に悪いと知りながらも一つの行動を続けていて、人体への認識は人類にとってかなりの難題のようです。
そして、武術としての体の感覚への認識はもっと、高度な感覚であることは理屈では当たり前のようですが、武人は自分自身の内...
第509話 桃花源記の啓示
- 2017/01/14
- 10:59

中国の魏晋南北朝時代に陶淵明という文学者がいました。彼の桃花源記などのエッセは多くの日本人の方にも知られています。そして、陶淵明の有名な逸話は、無弦の琴を携え、酔えば、その琴を愛撫して心の中で演奏を楽しんだと言います。なんとなく、太極の虚の境地に似ていますね。桃花源記では、『黄髮垂髫、並怡然自樂』という箇所があります。黄髮、小さい子供のことです。垂髫、年寄りのことです。怡然自樂、それなりに楽しんで...
第508話 具体的な含胸抜背
- 2017/01/13
- 10:00

世界のどの国の太極拳教室もおそらく、この「含胸抜背」という言葉を言及しているはずですが、その説明もまちまちで、具体的に含胸抜背と動きがどのような動きであるかはおそらくどこも触れていないと思います。問題なしの説明はおそらく、太極の練習の際に胸を張らないことになります。実際に私も初心者の方にはこのように説明していますが、逆に問題ありの説明は色々あって、代表的な説明はおそらく、体を丸めることを含胸抜背と...
第507話 体の自由
- 2017/01/12
- 00:12

申し上げているのは体の内面的な自由でございます。もちろん、この自由はただ、横になって楽をするとは違います。もちろん、人間の内面的な自由はそんなに簡単ではありません。一定の哲学的な外的な動きを長期間に渡り続けることによって、内面的な動きも自然に現れるはずです。呉式の先代は私達にいかに正しい動きに近い状態を伝える為に、本当に私達の練習を一度も褒めませんでした。当然ですよね。太極は永遠に完成することがあ...