第584話 癒しの桜
- 2017/03/31
- 09:40

北海道入りは実質、私にとって、2週間休みなしの勤務であります。本日は2週間ぶりの完全休日です。
さて、キャノンとL単を背負って出掛けます。
ブログは休憩しながら書いてみます。
まあ、このような書き方は本当に楽ですね。
桜は開花しましたよ。
桜と言えば、中国人の私は日本国の国花だと記憶しておりますが、先程に少々調べたところでは、実は日本国の法律ではまだ、国花を定めておりません。広辞苑をひくと国花は桜や菊...
第583話 人の寿命
- 2017/03/30
- 11:19
自分自身が人生の半分を超えた頃から、周りの者が去っていく頻度が急に高くなりました。人間は誰でも、その日がやってきます。多くの人は内心では、その日が来るのを怖がっているはずです。私もその中の一人です。でも、本当は、人間が健康であって、何も問題なく、その日が来て、愉快に去ってゆくことができれば、怖がることがないはずです。病気や体の故障で苦しまれ、闘病を経てから去ってゆくことは当然、誰もがご納得できない...
第582話 勁路と用法と葛藤
- 2017/03/29
- 11:30

これ程に私のブログの中で繰り返しする内容がないと思います。しかし、この話題も私自分自身の日々の進化と会員の日々の進化で変化して参ります。当然、この進化は研究会会員の身体状態の証がなければ、わかりやすく言えば、会員の皆様が哲学的に体を動かすの難しさと楽しさへの認識がなければ、太極勁路への認識もないでしょう。この話題は現在も今後も進化するはずです。太極は体の動きによる勝負です。と同時に、その動き自体は...
第581話 人拳一如
- 2017/03/28
- 11:50

声遠先生とは実際、二度の面識しかありません。先生のご家族と言えば、私は声遠先生のお父様ともう少しおつきあいがございました。先生のご一家は当時の中国で流行っていた海外進出を果たしたのがちょうど、私が日本留学の数年前だと記憶しております。声遠先生は本当に空を飛ぶ方で世界の色々な国で彼の足跡が残されているはずです。日本国においても精力的にご指導をされていることだと伺っています。私も近代社会の一人であり、...
第580話 人体芸術
- 2017/03/27
- 14:16

何度も、太極は一種の芸術であると主張しております。これは、今後も色々な形でそれを説明していくことで多くの方に語っていくつもりです。太極は本来、ほとんど力がない状態でなんとか相手の手合いをする武術ですが、逆に申すと太極修練をする者は力がかなりあります。内面的に色々な関節と関節の関係、筋肉と筋肉の関係、筋肉と骨の関係が限りなく緩和されれば、力が出るはずです。しかし、発勁も体の状態ができていないうちにや...
第579話 呉式太極拳の正
- 2017/03/26
- 00:26
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平成29年3月26日日曜日 雨
近頃、中国やその他の国で我が呉式太極拳について、このように説明が流行っています。これはつまり、「斜中有正」ですね。
しかし、この説明はおそらく、呉式太極拳やその他の中国五大流派太極拳のことがほとんど理解していないからとしか言うようがありません。
太極拳の「開」の際は体を前傾して背中が後ろの足と一直線になることはかつての太極拳では当たり前です。例えば、陳式の老架、楊式...
第578話 宝達
- 2017/03/25
- 01:41

平成29年3月25日土曜日 晴
北海道中国武術倶楽部のお蔭でわたくしはいつものようにこのように本当に若い方々と一緒に練習しています。
この写真の若者達の誰も私よりは足を高くあげています。それは、当たり前と言ったら当たり前ですが、わたくしはその方々よりは遥かに年上です。私も若い頃はそこ方々とあまり変わらない位の身体能力を有していました。内力を重視する太極の研究を続けていることがあって、本人の怠...
第577話 最初の10年
- 2017/03/23
- 16:09

平成29年3月24日金曜日 雪 北海道江別にて
最近のことですが、当流派の創始者の鑑泉が中国清朝末期に残していた太極初心者が最初の10年間に学ぶべきことと注意点の箇条書きが見つかっております。
まあ、わたくしが幼い頃より師公から受けた教育とはほとんど同じですね。しかし、創始者はどれ程の期間でこのように初心者に10年計画を申すかと私が今日の呉式太極拳のトップに聴いたと...
第576話 太極の中庸
- 2017/03/23
- 00:32
平成29年3月23日木曜日 晴
日本国は儒教の国として知られていますが、儒教で最も知られている言葉と言ったら、孔子の「中庸の道」に付きます。余談ですが、私は時々、孔子がもしも、太極を勉強された場合はどれほどに上手いのかをついつい、考えてしまいます。太極という武術はもはや、右寄りではなく左寄りでもありません。はっきりとした形が見えない攻防の状態が太極の代名詞と言っても過言ではありません。
...
第576話 用之于周身
- 2017/03/22
- 11:20

古代の太極家はこのように申しています。「太極用之于周身、無処不可発、無処不可拿、無処不可打、亦無処不可化也。」上述の「発拿打化」は太極拳の四つの基本用法です。当然、太極は単純に拳を振り下ろせば、足を蹴り上げれば用法であるとか違いますし、ただ身体能力を強めることで打の衝撃を強くすることとも別物です。太極は体のすべてを使うことで知られ、よって、体のすべてのパーツがほぼ同じ度合いまで訓練することが必要で...