第605話 太極のある生活を続け
- 2017/04/21
- 12:34

個人的に教えている武術クラブのトップが教えている先生に考えていただくことです。クラブの先生は太極に興味を持たれる方や見学の方に、太極はなんであると説明しなければなりません。これは、個人事業主の私も同様です。よって、考えさせられました。人類にとっての養生と武術は基本的に現状維持ならば、あまり意味がないと、43年の太極を続けている私が感じています。わかりやすく言えば、現状維持よりも少し頑張っていかないと...
第604話 上下の分担
- 2017/04/20
- 11:24

太極の進退顧眄定はわかりやすく言えば、体の上下の分担であります。進退を司るのは人間の下半身であり、顧眄は上半身の起点である腰椎がほとんどの動作を行うことを理想としています。進退を司る下半身が顧眄の動きを兼ねないことと、腰椎の動きに進退の動きが含まれないことと、顧眄の動きが基本的に腰椎の動きによる連動が、太極捨己従人の基本です。十三勢の基本である「粘黏連随」の本でもあります。だが、人間は、かなり理想...
第603話 如履薄冰
- 2017/04/19
- 11:20
孫式太極の創始者の禄堂公の言葉です。「太極者、如履薄冰也」言い換えれば、太極は軽く足を降りることです。薄い氷の上で歩行している様子です。陳氏太極十八世の陳照奎師父の言葉はこうです。「起脚無蹬、落脚無声」太極は足を地面にドセンドセンと叩きつけることはしないはずです。元々、体の色々な部品が弱くなった方が体重のかけ方一つで関節に余分な圧力をかけ、所謂綺麗な造形や、内勁を作るなどの諸説が乱れ飛ぶ中、弱い方...
第602話 健康相談を受けて
- 2017/04/18
- 11:02
私が二チャンネルでの悪評が増える中で、色々な健康相談も来ています。まあ、毎日のようにブログを書いていれば、相談も色々ときます。こうなれば、私にも色々とブログのテーマが生まれます。老婆心で色々と申し上げ続けていますが、ネットで諸説が乱立している中では色々なニーズで選ぶことも仕方がありません。最近は、中国武術を練習して、胃と肝臓がなんとなくおかしくなったとの相談が多いです。私は基本的に中国武術の中では...
第601話 将展未展と定式
- 2017/04/16
- 20:11

太極専門用語の解釈の難しさは、実際に沢山の勉強を経て、長い間に体の感覚を磨き続ける者しかわからないはずです。よって、太極の微妙な感覚が中国語の文字通りに解釈して誤解を生ずることも私は誰よりもわかるし、非難をする気持ちにもならないです。間違った解釈を世に送り出す者は少なくても頑張って研究会していますが、一部の太極やその他の中国武術を教えている人間はネットで出ている色々な説明をかき集めているだけで、こ...
第600話 太極的な気持ち
- 2017/04/15
- 20:35
世には、どの分野においても人間がどのようにかかっていることで、その研究の深さが変わります。しかし、本当に面白いことですが、人間の体に関する感覚はどのように研究を重ねても、体の感覚がどのように脳でどのように理解したにしても、体を正しく動かしていかなければ、その体の感覚を得ることは有り得ないです。
体が正しく動くことと言っても、世にはいろいろな分野があり、体を動かす精度も違えば、動く深度も違うはずです...
第599話 世の中に悩みが人がいない
- 2017/04/14
- 20:50

私は若い頃に、ケースワーカーに色々と相談をした時期があり、とある日のことでは、ケースワーカーがいきなり私にこう聴いて来ました。「世の中に悩みがない人はいますでしょうか?」、流石に、私は「いません」としか答えられませんでした。次に私の話しを聴くケースワーカーさんはこう切り出していました。「ケースワーカーの話してもを聴くケースワーカーは普段以上にストレスが溜まりますよ。」まあ、確かにそうです。
ケース...
第598話 何故、抜粋太極拳
- 2017/04/14
- 10:54
私は昔から、弱い方々の為に何かをして差し上げたかったです。自分自身の専門と言えば、太極とあまり成熟していない社会福祉主事任用資格というペーパードライバーのような者ですが、世の弱い方々を憐れむ気持ちは若い頃から持っておりました。二十歳の頃は左前腕のない方に呉式太極拳を教えていました。三十代の頃は山谷のアルコール中毒のボランティア活動を2年間させていただきました。何か、政治家になる目的とか、尊敬される...
第597話 美か哲学か
- 2017/04/13
- 11:54

太極やその他の武術は誰だって美しく見せたいでしょう。その点に関しては私も同様です。民間で太極拳をやっている者ですので、表演会などに参加する機会が少なく、もしも何かのチャンスがあれば、私も時間をかけて練習し、何度も自分自身で録画して動作を確認します。私はこのやり方を個人で指導してしている数名の制定選手にも録画して確認する方法を勧めています。哲学である太極も見せる時は可能な限りきれいに見せることは当た...
第596話 太極が好きな人
- 2017/04/11
- 16:05
太極が好きになった方は中々止められないことで知られています。しかし、本当に太極が病み付きになるまでは一定期間の訓練が必要し、太極上級者との出会いも不可欠です。例えば、微かに触っているだけで纏糸勁が自由自在に使えるならば、そのような勁路はおそらく、武術好きの人であれば、誰もが憧れますでしょう。
私も同様です。先代の馬岳梁の手にかかっていたら、常に浮かされている感じで、先生は私も全身の一ヶ所も自由に動...