第615話 かつての食生活
- 2017/04/30
- 14:03

平成元年に日本に上陸した途端に、私の食生活のすべてが変わったと言っても過言ではありません。当時の祖国はまだ、食糧のみならず、豚肉やお砂糖、上海製造のタバコなど色々なものが配給制になっていました。そこで私はいきなり東京に上陸したこともあって、改革解放したばっかりの国からいきなりの世界先進国まで、上海から東京へはたったの三時間です。
日本に上陸した翌日から、中華料理のレストランで働いていました。毎日の...
第614話 意外な会話
- 2017/04/29
- 18:58

連休の真っ只中ですが、普段はあまり接していない方々と出会ったり、会話したりしております。日本国の知らない常識もあれば、これは、絶対的な常識だと思い込んでいることも本当は勘違いであったりして、この数日は本当に多くの発見ごありました。ああ、連休は本当にいいもんですね。
昨日は久し振りに、親のようで兄弟のような仲間とお食事。その友は年をとったこともあって、いきなり行き付けのお店の亭主さんに私が太極拳を教...
第613話 事実と雄弁
- 2017/04/29
- 12:03

どうこう言っても、考えてみると私は中国の文化革命の時代で義務教育のほとんどを終えた結果になっています。当然、毛沢東の言葉が我々に大きな影響を与えていることは揺げない事実です。私よりも上の世代は当然、もっと毛沢東思想にどっぷりと浸透しているはずです。毛沢東ご本人がご自分の言葉をどれほどに実現したのかはさておき、彼の思想自体のほとんどは、古代哲学者の言葉をわかりやすく近代文で解釈したものです。義務教育...
第612話 実事求是
- 2017/04/28
- 10:06

この中国語の四字熟語は簡化字ではこうなります。「实事求是」Ingenuousa state of being frank and natural実事求是,日本語ではこう解釈します。実際に状況に基づいて問題を正しく処理すること、物事の真実を求めることです。この熟語の最初の出典は中国の漢朝の「漢書・河間献王徳伝」になります。後に中華人民共和国の初代主席の毛沢東氏に引用されてからは、中国国内で広範囲に知られている熟語の一つです。しかし、事実をあり...
第611話 即効訓練か持続訓練か
- 2017/04/27
- 11:22
人体の訓練は基本的に継続して訓練するのが望ましいですが、武術の感覚となると本当に永遠に完成できるものではない為、毎日のように徐々に続けることが効果的になります。多くの日本武道と中国武術の先生と色々な交流を重ねる中で得た結論はこうです。人間は持続訓練で上達の速度に期待できない場合、即効訓練にはしることになります。即効訓練は体の強さと攻撃の速さは当然、あっという間に手に入りますが、人体はもともと、即効...
第610話 人の立場
- 2017/04/26
- 01:46

周りの人の立場を考慮して行動することほどに、人間関係が保証される確率が高くなると感じています。呉式太極の創始者から先代馬岳梁迄も最大限にかつて弟子入りをしていた楊式太極の諸先生に最大の敬意を表し、今日になって、私がもしもどなたより、「楊式と呉式で迷っているがどうですか」と聞かれたらきっと、「太極の原理は一つしかない、楊式と呉式は解釈が違って、楊式はいい太極ですよ」と勧めるはずです。もちろん、私がみ...
第609話 内勁である太極となると
- 2017/04/25
- 11:50

私が住んでいる一都三県地域で、太極拳を教えている教室が4000個を超えているようですが、そして、空手教室となるとおそらく、10000個は軽く超えているのではないかと予測しています。四年程前に自分自身の太極拳研究会を立ち上げる為に社会リサーチをした結果ですが、おそらく、今日になっても変わらなく、もしかして、少し増えたかもしれません。こう考えれば、各教室の宣伝も多種多様で実に面白いですね。わたくしが住んでいる...
第608話 5回転も可能!
- 2017/04/23
- 21:17
次期の冬季五輪では、フィギュアスケート男子ではおそらく誰かが4回転アクセルを飛んでしまうと予測されています。男子のフィギュアスケート世界最高得点の持ち主の羽生結弦選手が語った来シーズンの言葉は、「理想の先へ」となっているようです。これはいかにも更なる高難度動作をほのめかしていることとしか思えません。スポーツの世界では勝つ為にはどんどんと難度を上げるしかないです。
私は世の中の色々な解決できそうもな...
第607話 医学記録の勧め
- 2017/04/23
- 00:42
本日は私が医者の会員に数十年に渡って持ち続けている考えの一つをぶつけてしまいました。西洋医学の研究として、500年前の人間の体の記録は果たしてあるのだろうかとの問題です。500年前の人体を今日の近代人の体と比べれば、どれ程に変わったのでしょうか。そして、本日の医者の答えからすると、このような記録は世界中には存在しないようです。私はこれについてもう一度調べたいです。このような記録がご存知の方がいれば、是非...
第606話 のぼりゆけ
- 2017/04/22
- 11:59

のぼれ のぼりゆけみえない つばさいちずな つばさ あるかぎりのぼれ のぼりゆけ 日本の数学者の高野喜久雄さんが書いた詩の一節です。高野喜久雄さんは生前、円周率の計算に大きな貢献があったと言われています。非常に不思議に思っていますが、数学者は非常に頭脳がきれる方であり、脳は一瞬にして沢山の計算をされるはずですが、このように自然界にある自然状態の一つである水の生体を描くことはきっと、人間の脳がごく自...