第1259話 極柔軟然後極堅剛
- 2019/01/31
- 23:08

本日で、永年楊氏本家による楊氏老譜の解釈の和訳もとうとう、37番に至りました。私はおそらく、いつになっても日本語が完全にならないと今回、あらためて感じましたね。日本人として生まれ変わるといいですね。私は今日になって、余暇のほとんど自身の太極拳練習と大自然で消えていますが、もう少し日本語の勉強をしたいとも考えています。ああ、時間が足りませんね。そして、私は翻訳家の方々に対しては今までにない尊敬の気持ち...
第1258話 因其粘連黏随之理、捨己従人
- 2019/01/30
- 11:43

人体の末端である指の使い方を説明するには基本的に、一緒に長い間の練習が必要です。世の中では、某制定太極拳を三ヶ月で習得出来るなどの教学DVDが氾濫していますが、それらの所謂太極拳教室や教学DVDを競争の相手に自然にかけられていることを思うといつも不安になりますね。年始、当研究会の練習は中国の各公園で見た健康法とは同じか違うかの問い合わせが来ました。私見ですが、世には多くの方が自身の健康を懸念しはじめてい...
第1257話 知之易而用之難
- 2019/01/29
- 12:17

近頃は一部の信頼出来る方に呉式太極拳の秘伝套路を見せたりしております。当然、これは太極の最も神秘的なことであって、最上級のものは一定レベルの内勁に至っていないとまったく意味がないことを説明しています。そして、懂勁が一定レベルに達した者は決して太極の理屈がわかるとは言えなくなります。太極は用法を申し上げても、その内面的なものがなければ決して使えないものであります。それが、本日のテーマです。原文然指有...
第1256話 四掌四指
- 2019/01/28
- 23:51

近代太極拳の約70年の歴史の中で、実に幾度に渡っての「簡化」(簡単化)によって太極拳は実に本来の形からかなり離れているのがあまり知られていないようです。現在、私が教えている制定武術倶楽部では子供の皆にも呉式太極拳の30式と七星剣を教え始めています。子供は素直ですので何でもはっきりと教えてくれます。この太極拳(鑑泉30式、宋氏七星剣)はちょうきつい、ちょうやばい、でも、制定太極拳はちょう簡単になりましたと...
第1255話 太極の手の形
- 2019/01/27
- 09:38

昨日は多くの方よりお誕生日のメッセージをいただき、誠にありがとうございます。この場を借りて皆様にあつく御礼を申し上げたいと存じます。一般的に日本では太極拳の練習をしている際に、掌が自然に曲がっていないと手が硬いとも言われています。これはおそらく伝統とかと名乗っているところもあまり変わらない気がしますね。もちろん、私は研究会を立ち上げてからは一度も他所様の太極拳教室に MRしたことがありませんのでなん...
第1254話 元気ですか
- 2019/01/26
- 12:31

と言っても、某著名プロレスラーの挨拶とビンタではないですが、自分自身がいつも押し潰されるそうな時に何故かいつも元気付けてくれるのが、担当倶楽部の子供の皆様です。倶楽部の子供と若者の皆に感謝致します。そして、子供に恵まれていない私ですが、今後は東京においても出来る限り若者と接する機会を作ってみたいと感じるようになりました。そして、私は東京で、ご年配の方々にも同様に助けられており、この2年間では私はか...
第1253話 人間力と太極
- 2019/01/25
- 13:10

空港は私にとって、一種の休養であります。特に個人事業主の年末年始は実に忙しい時期であって、中々、ゆっくりと休養することができませんね。そして、自分自身が教えるしかない私のような組織は年中無休とはいかないものの、お勤めの緊張は中々、簡単に解せるものではないですね。まして、週一の休日を確定申告の準備に当てなければならないと思うとなんとなく、溜め息が出そうな状況に陥ります。考えてみると、平成元年に東京に...
第1252話 点としての点
- 2019/01/24
- 12:22

楊氏老譜の役もなんとかなり終わりに近付いてきましたが、文書として、きちんと整理が完了まではいつになるのかと思うと何故かいつものように落ち着きが無くなります。そして、北海道入りのはじめの頃では毎回のようにかなり心配していました。制定の倶楽部の皆様には何を教えれば良いのかとのことです。まして、北海道中国武術倶楽部は毎年のように日本国内のみならず、武術の国際大会でも多くの選手が入賞ないしメダルまで届いて...
第1251話 一閉之而已尽矣
- 2019/01/23
- 10:25

私達が申し上げている懂勁はすべて相対的な言い方に過ぎません。いわば、誰が誰と比べればの話です。わたくしが6年間をかけて教えて来た学生や弟子の一部は、家元の五代弟子よりも懂勁しているはずですが、太極懂勁は永遠に終えることはなく、上級になればなる程に進歩がめだたくないことも事実です。そして、健康維持はその名の通り、維持をしなければなりません。一ヶ月に2回の太極拳練習による維持はどう考えても有り得ないです...
第1250話 行坐卧走、飲食溺溷
- 2019/01/22
- 11:42

本日も、所謂太極の神明がどのような状態であろうかの文書を分かち合いたいです。難しい中国語の言葉、私の出来る限りの解釈もしてみます。義務教育が動乱の時代だった為、あまり自信がないですが…「攸往」、中国古代の易経の中の言葉です。近代では原因と解釈しています。ちなみに、「所往」は結果になります。「溺溷」、かなり汚い行動。原文則能階及神明、及神明、自攸往有由矣。有由者、由於懂勁、自得屈伸動静之妙。有屈伸動...