第1565話 野生の啓示
- 2019/11/30
- 11:03

妻が若いに飼った猫が最後に力を振り絞って逃げたことは何度も伺っております。昨日は親友のかなり年を取った猫も何故か外へ逃げようとしていますね。私の考えでは猫もいくら飼われているとは言え、野性的な部分はきっと残っているはずですね。人間は、その太古の昔も野外で棲息してこともあって、我々は大自然の中にいるとやはり妙に落ち着くのではないでしょうか。昨日も親友のおかげで随分と大自然に身を委ねたのですが、面白い...
第1564話 気血の染み込みこそ
- 2019/11/29
- 09:49

これはあくまでも一つの推測ですが、骨格や関節が開くと血液が染み込むような大げさなことは有り得ないと考えております。まして、骨格はこんなに簡単に動けるわけがありませんし、徐々に動けたにしても血の流れが少しずつよくなることがあろうかとおもいますが、いきなり染み込むことは有り得ないでしょう。これだけは本日、医者に確認する余裕がありませんでした。おそらく、関節の周りに大きい血管も細い血管もあり、硬い筋肉で...
第1563話 衝突の統一
- 2019/11/28
- 10:41

武術への見解では自分自身の考え方を色々と書いておりますが、考えてみると昨日のブログをアップして、読み返ったところで少々後悔しましたね。そこまで書いてしまうとまた誰かが腕試しをしたいとかで教室に現れたり、交流を申し込まれたりしたら、私なんか本当に困りますね。一般論として私が書いた武術の感覚をどうしても信じがたいのならば、普通に私の記事を読まなくてよいではないでしょうかと、ネットで色々と書くのがそれぞ...
第1562話 吸収の広さ
- 2019/11/27
- 11:44

先代は家族に推手練習を教えた際にいつも全身範囲の吸収が要求されていましたが、よって、少しでも体のどこかに硬いポイントがあって、そこで吸収できないようでしたら自ら出ていくことが進められていました。当然、このようなまったく吸収ができない状態であれば、太極の専門用語では「双重」と申します。もちろん、両足に重心をかけて懸命に踏み込むことは確かにこれも「双重」になりますが、双重は基本的に両足に重心がかかって...
第1561話 人間としての動き
- 2019/11/26
- 12:46

写真が写実であるべきか芸術であるべきかで世界の色々な専門家が議論を重ねてきました。もちろん、今日になってもそれぞれの考え方が固持されたままですね。世の中の色々な分野では結論がいつになっても出ないことも人間ではかなり慣れてきたかのように、人間の基本的な機能による動きと脳の指令と体の関連性に関しても実は色々な異なる考えが存在しています。中国では一時、「生命は運動から」との考え方がかなり流行っていました...
第1560話 逃げない太極
- 2019/11/25
- 13:51

私の研究会ではまさに老若男女と言ったところでしょうかね。体に問題が起きている人も少なくありません。もちろん、人間は体を無理に操作すると老化が加速されることもあって、あまつさえ、世の中では間違っている身体操作法や太極拳がかなり横行していることも加えて、人体の肝心なところで動かすべきところから逃げての練習法がじつに多いと感じております。特に太極拳の世界では中国をはじめ、世界のどの国も適当に展開している...
第1559話 勝負心
- 2019/11/24
- 22:52

連日に「非物質遺産」登録関連のことを書いておりますが、これは暫らく興奮し続けることになりそうですね。正直に言って、当家の三代代表ならば何事も積極的に動いていたのが事実です。彼ら以降の鑑泉社のトップはあまり積極的に動いていない印象が強いですね。先代呉英華氏ならば、何か解決できないことがあるとしたら、各階級の幹部に積極的に走り回ることで知られています。とどのつまり、当時の国のトップである鄧小平氏まで直...
第1558話 40年間の思い
- 2019/11/23
- 08:04

40年と言ったら約人生の半分と言っても過言ではないですが、今年で丁度、中国改革開放も40年を迎えるようになりました。40年前では中国のテレビではじめて広告が流れるようになり、かなりつまらないテレビの内容ではありましたが、当時の青年の皆は海外の広告、特に日本国のトヨタ自動車やオリエントの電子腕時計、カシオの電卓などが注目されていましたね。もちろん、当時では自家用車が買える人間なんかはこれっぽちであり、カシ...
第1557話 行拳走架
- 2019/11/22
- 13:19

このような言葉ですが、今日の中国でもほとんど語らなくなりました。それもそうです。一般的に中国という国では太極拳のイメージを伺うと、高難度動作が含む自選難度太極拳になりますね。今日の中国も学歴や国の大会などでそれなりの実績などの見える形、華麗な形ではないと人々が認めなくなりました。日本国だとまだかなり古い太極拳のイメージが残っているようです。何かの会合でわたくしが名刺を差し出すと多くの方は初対面でも...
第1556話 健康管理の難しさ
- 2019/11/21
- 11:17

また、今朝ほどに同門の先輩の一人が去っていたと本部より連絡がありましたが、84歳でした。人生が80でも超えれば昔の考えではもう大往生でしょうと、まあ、6万人の百歳を超える方が存在する日本国と比べればまだまだ中国の平均寿命が短い気が致します。毎日のように必ず太極拳を練習している人間も絶対的に長生きになるとも限りませんし、中国ではもはや太極拳や養生の大師までが60歳の手前で帰らぬ人となることも少なくありませ...