第1937話 自家門前雪
- 2020/12/31
- 20:26

365日が終わるのはこんなに速く感じるのは人生ではじめてです。しかも、周りの多くの方も同じことを言っています。八百屋のお爺さんも、カレー屋のお婆さんも同じことを言っています。それはそうですよね。お客様は消えて、新しいお客様の確保はできなくて、すべてが空回りしていて、達成感も収入もないならば、一年過ぎるのは本当に早くなります。今朝ほどに用事で鑑泉社掌門馬文钊に連絡しました。まったく異なることでしたが、...
第1936話 異色のストレス
- 2020/12/30
- 20:56

私の小学校の頃では町の近辺の農村の子供の多くは靴がなく、冬も靴下がない状態で草鞋で登校する子もいましたね。あの貧しい時代は様々な原因があったと思います。もちろん、一民間人の私が基本的に世界のどの国の政治というものをどうこう議論しても結果は出ません。日本国は自由な国です。ネットでいくら政府の悪口を言ってもよいですが、それはただの鬱憤ばらしにすぎない行動になります。もちろん、私も悪口言いますよ。国民の...
第1935話 挨拶と「叫人」
- 2020/12/29
- 16:16

個人的な話しで誠に恐縮ですが、私は今年、ダブル喪中で年末年始の挨拶を省略させていただきたいです。3月に上海の父親が他界、10月には義母も亡くなりました。コロナに肉親が相次ぎ離れていくことは本当にめでたい気持ちになりません。これはもはや日本人も世界のどの国の人も同様です。挨拶と言う日本語の言葉ですが、それは中国にいた頃に聞いたことのある言葉の一つであり、挨拶は日本人の代表的な表現であると中国の時に私が...
第1934話 レッスンは終了ですが
- 2020/12/28
- 13:43

太極を練習する者は基本的に休日はありません。先代馬岳梁先生は牢屋の中で沢山の太極拳を練習したそうです。私は若い頃に工場で一年ちょっと働いたことがありますが、それはただ、当時の地方では英語がなんとかなる人が言ってもドイツ語はどうしようもない状態であって、私はたまたま英語もなんとかなって、ドイツ語の辞書も持っていて、言葉の意味を調べてなんとかドイツから輸入した機械3台を稼働させていただけの話しです。あ...
第1933話 あっという間の一年
- 2020/12/27
- 09:04

本日のレッスンでもって、今年のすべてのレッスンは終了させていただきます。本来ならば少しゆっくり過ごすことになりますが、今年は事務所を妻の実家に移すことでお正月はおそらくゴミ片付けで終わってしまいます。思い起こすと、来日後も3ヶ月過ぎたところでは一度池袋から大久保へ引っ越ししたことがありますが、来日して3ヶ月だとほとんど買い物をしていないので、来日の際に持ち込んだ大きなスーツケースとボストンバック、来...
第1932話 想推用意終何在
- 2020/12/26
- 12:45

それ、簡単に説明すれば、何のために太極拳を練習するのかってことです。古代の巨匠が残されている太極拳の理論に中でこのような一句がありましたね、私は何度もこのテーマを繰り返し書いて参りました。先週は中国河南省の文化観光庁で太極拳の世界遺産登録に成功し、ほぼ同時に私の本社である呉式太極拳鑑泉社の中国非物質遺産登録もはっきりとした形が見えて来ました。今日の中国は、私が信じられないほどに色々な行政の仕事が真...
第1931話 本日はクリスマス
- 2020/12/25
- 13:11

2020年前の今日、キリストが生まれました。この方が本当に伝説の方ですね。もちろん、キリスト教ではイエズス キリストは神です。先代馬岳梁は色々な宗教を真面目に研究したことがあって、馬岳梁先生ほどに聖書を熟読している人は他にいないと思いますね。私は基本的に聖書は好きですよ。新約聖書は約2000年前に書かれているものにもかかわらず、近代社会に色々と通じるものがあって、本当に人類はいくつの時代を経ても、人間的な...
第1930話 クリスマスも新年も
- 2020/12/24
- 12:16

最近は先代のことを何故か色々と思い出しています。馬岳梁先生はいつも私に海外の人からのクリスマスカードをご満悦に見せてくれます。これは米国、これはドイツ、英国…先代の二人は本当に海外の学生や弟子が多いですね。私はクリスマスの楽しみと言えば、ご先生はいつもケーキを用意してくれます。そして、色々と先生が若い頃にシーメンズで働いてた頃の物語を教えてくれます。ドイツ人の手作りのケーキは本当に美味しいとか、し...
第1929話 異なる虚実の認識
- 2020/12/23
- 12:45

太極は古来から色々と異なる認識があって、その中でもはっきり言って、虚実の異なる認識が沢山の異なる見解を生み出されています。一つの考えは当然、修行で成果を得た達人から来るものであって、後にこれが流派として世に伝わって来ました。これが、今回の太極拳世界文化遺産登録で伝統太極拳に関わる主な内容であります。太極拳は実際に虚と実の認識で見解もかなり異なりますが、先日、私はまだ中学生の方に世界文化遺産登録に関...
第1928話 如懐中抱月、投針問路
- 2020/12/22
- 15:28

これは1980年代なかばの頃に鑑泉社の春節お祝いの際に、多くの弟子が馬岳梁先生に太極内勁はどのように練習すべきかの答えでした。まあ、当時は多くの弟子がこそこそと、まあ、すごいスピードで上海語でも使っていれば、師匠の二人はおそらく聞き取れないかと思ったのか、まあ、師匠はやはり保守的だとか、本物は子供にしか教えないとか…春節の気分は本当に吹っ切れましたね。皆は懐中抱月、投針問路のことを剣の動きだと勘違いし...