第1009話 優しさが似合わない町
- 2018/05/26
- 22:20

以前のブログも来日する前に中国で公私に渡る交友関係で日本国は優しくない町、特に日本は外国人にとってはあまり優しくない町だと告げられたことに触れたことがあります。
しかし、昨今の中国はこのわたくしはほとんど理解出来ない程に優しさがかけていると感じております。これはおそらく、資本主義が高度に発達した証拠だろうかとみております。知人に伺ったところでは、今日の中国はいかなる難事件でもお金があれば何でも解決できるようです。

考えてみると、私の若い頃の中国はあまりにも優しさが先行しているため、国全体のサービス態度はかなり悪かったのですね。購入した商品は普通に投げ付けてきます。テーブルに料理が運ばれるはずなのに、ホール係のその日のご機嫌で客が厨房へ取りにいかないといつになっても食べられません。こういう場合は例え、文句を言っても、貴方は嫌だったらここで食べなくてよいとの一言で片付けられてしまいます。これが、社会主義下の中国でしたね。
わたくしが来日した日に日本国学校の入学式で校長先生の訓話があって、その内容は大体、以下の通りであるます。
「諸君、発展途上国の適当な生活様式を日本国に持ち込むな!ここは東京、世界先進国。優しさが似合わない町。社会と人様に迷惑をかけるすべての行為はやめなさい」と、これは、この30年間に私は可能な限り守って参りました。
実際、真面目に人付き合いをするのならば、当時の校長先生の言葉は決して厳しいものではありません。
私達の日常生活の行動する前に、一遍、自分自身と人様の立場を置き換えて考えれば、相手に迷惑をかけない行動をするのもあまり難しいことでもありません。
人付き合いの優しさはお互いに尊敬し会うことからはじまります。こういう意味では、日本国は今日も世界の中で進んでいる国だと私は確信しております。
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