第1024話 体の使い方
- 2018/06/10
- 08:26

スポーツ選手の怪我はどうしようもないと言われていますが、これは別に日本だけではありません。諸外国でも怪我がないわけではありません。しかし、日本人の体に合った動きと西洋人の体に合った動きは異なり、日本人の体を西洋人と同様に鍛えていけば、怪我が西洋人より多くなるのも不可避です。日本人は基本的に西洋のスポーツには合わないと言っても過言ではありません。
かと言っても、近代の日本人は食べ物も肉が多くなっており、町を歩くと自然と西洋と日本の血統を兼ねて持つ若者が増えており、当然、スポーツの世界でも元々の日本人ならば絶対にあり得ないような身体能力を持つ人もかなり増えています。全体的に、今日の日本人はかなりアジア人離れしていることは見え見えです。日本は一億3000万人の人口しかないにもかかわらず、五輪やその他の世界大会ではかなりよい成績を収めていることも世界で知られています。日本国は、サッカー選手などの一部のプロ選手を除き、多くの選手はアマチュア選手であり、これを考えると日本人は今日のスポーツレベルがかなり高いと言えますね。
しかし、スポーツがけっこう発達している国と裏腹に、日本国の整形外科や手技、鍼灸治療のレベルの低さも本当にびっくり仰天です。整形外科は大工仕事だと言われる程に色々な手術を中心に広げておりますが、手術の必要性がない病気に関しては、湿布、鎮痛剤、ほとんど意味がないリハビリくらいの対応しかありません。リラクゼーション的なマッサージはかなり広がっていますが、当然のようにこれは手技とは言えません。でも、稀に民間のリラクゼーションマッサージで中国の方が施術を行なっていて、一定の治療効果が確認出来るケースもあります。逆に私は何回か柔道整復士による背術を体験致しましたが、諸外国程の実力はありませんね。
ならば、この国において、我々は特別に体の使い方を研究しなければなりません。半月板損傷になった方は一切のスポーツはできなくなり、手術必要がないならば自身で懸命にケアしていくしかありません。なるべく、階段を降りないこと、可能な限り体重を減らすこと、出来るだけ両足を前方に向き、大きく横幅を取っての歩行をお勧め致します。もちろん、正しい太極拳の練習も効果的です。
スポーツ選手は出来る限り、筋肉の緩みと伸ばすことで柔らかい筋肉を養成することへの努力しましょう。
ちなみに、私も五十肩になったことがあります。整形外科への通院はしませんでした。代わりに自分自身がストレッチを作って、訓練を続けていれば、今日では完全に治っています。なりかけた方や治りかけた方ならば無料をわかちあいすることも可能です。でも、ネットでの回答は致しておりませんので、ご注意ください。どうしてもという時は面談になります。
今後も徐々に、我々の日常でどのように自身の体を使っていくのかを分かち合っていきます。

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