第1158話 静岡へ⑤ 拡散希望
- 2018/10/22
- 12:29

伝統太極拳と言ったら、基本的に中国武術の中でも最強とかと言われる武術とも格闘技とも言われていますが、武術は数十年間の正しい訓練がなければ決して真の強さを手に入れることは有り得ないです。これはすべての武術武道に共通しているものですが、まして、太極という独特で力がないものが力があるものに勝つと言うパターンもあって、当然のように強くなるのが他の武術よりも難しいです。しかし、皆様は武術で少しでも強くなることよりも遥かに難しいことが私達の身の周りにあるのをご存知でしょうか。
これは、私達の健康維持です。人間は健康維持程に難しいことがないです。
はっきり申しますと、今日の世界各国では多くの格闘家が50過ぎ、60過ぎで急に亡くなる者が絶えないし、本来ならば健康や長寿になるはずの「太極拳」に関しては伝統や制定を問わず、何故か膝や腰の怪我が絶えません。これは、各国の整形外科や鍼灸院の統計で知られており、この話は真実であることは太極拳に関わっている方々の誰もが知っているはずです。今日になって、武術には怪我が付き物だとか、「死ぬ事以外の怪我は擦り傷」だとか…本当に不思議ですが、太極拳は怪我で強くなるように解釈されるようになりましたね。
ところで、私は研究会を立ち上げて五年半が経ちました。弟子の今井の太極拳教室も二年近く続いておりますが、当方の指導の元で正しく練習されている方でははっきり申すと一度も怪我しておりません。わたくしは楊氏伝の整体術も把握しており、年に一回ほどの施術研究会も開いております。太極拳は本来、人体を徹底的に研究し分析を重ねることで、宇宙万物の存在から啓示を得た結果であり、太極の訓練で人体骨格の調和と内臓バランスの調和は当たり前の目標です。私達は本来の当たり前のことしかやっておりません。

太極の訓練は本来、骨格が益々丈夫になって、私達の関節も丈夫になって、健康状態も向上するのが当たり前です。人間の本性からすると誰も自ら不健康を望む者は一人もいないはずです。近代社会で一人ひとりがかなりの圧力に潰され、生きて行く希望を感じなくなる人は覚醒剤や自身の体を傷付き、自身の生活はどうでもよく考えるようになります。
昨今の世界では不況から中々打開出来ず、特に日本国は年金制度や医療保険制度がかなり厳しい状況が続き、日本国民はこれからいつでも生涯現役の準備をしなければならないと、この自身の骨を日本で埋めるつもりの永住外国人の私も感じております。
そして、昨年の官庁の統計では、特別養護老人ホームの待機人口は40万を超えてしまいました。この数字は当分、増える一方です。私達が年をとってからは保護される保証はどこにもありません。この体は私達がこの世を去る時までに持たなければならない時代が来ました。
そして、例え我が国が急に景気がよくなり、私達の老後の保証が現実になったにしても、健康でいつになっても老後の生活が楽しめる体作りを頑張ってみてはいかがでしょうかと、これが今回、私が静岡と名古屋の方々に送る言葉でございます。実際、この世年間のブログで何度も日本全国の皆様に語り続けてきたことであります。
五回に分けて、弟子の今井秀実の浜松教室を宣伝して参りましたが、今日で私の宣伝を終えらせていただきます。後は、今井にバトンタッチ致します。そして、私は現在のスケジュールを考えると浜松入りは少々難しいですが、なんとか年間に一回くらいは皆様と一緒に練習したいと存じます。皆様、その時は、重ねて、よろしくお願い申し上げます。


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