第1195話 太極懂勁解の意味
- 2018/11/28
- 10:56

ネットで色々な文書が懂勁と言うことばに触れています。私もかなりブログで書いています。しかし、この太極門の専門用語は果たして、言葉通りに勁がわかると解釈してよいでしょうか。王宗岳伝太極法説がどのように解釈しているのかを復習してみましょう。
太極懂勁解原文
自己懂劲,阶及神明,为之文成。而后采战身中之阴,七十有二,无时不然。阳得其阴,水火既济,乾坤交泰,性命葆真矣!於人懂劲,视听之际,遇而变化,自得曲诚之妙形,着明於不劳,运动觉知也。功至此,可为攸往咸宜,无须有心之运用耳!(一部、近代中国語簡化字含む)
自分自身が拳法練習でかなりの良い状態になれば、太極文武解の中の分が成り立つようになったと言えます。基本的に、太極拳だけの練習では人間の体はどうしても陽の状態に偏りますが、人と手合いする時の「推手」という練習法では陰の存在になります。沢山(七十有二)の推手方法にどれもこうなります。陽が元々陽の元である陰を得られるならば、これではじめて五行の水と火がほぼ同様のバランスになります。これで人間の体の全ての部品(乾坤)が全体の調和によって安泰が保たれ、我々の健康体も寿命も(性命)も維持できます!これで徐々に人との接触(推手)の中での懂勁が徐々に得られ、視線が人の決まった部分を注目し、自身の体の一つの部分(曲)から全体の状態(诚、誠)まで常に人の動きを感じられるようになれば、手合いの疲れもなくなり、手合いの動きもすべて体の感覚になりますね。体がこの状態になれば、すべて無意識に中で体が動かされ、脳(心)の司令もかなり少なくなります!
まあ、これで懂勁とはなんなのかはお分かりでしょうかと、もちろん、実際に私達と一緒に練習をすればよいかと思います。
何故か、私も「楊氏老譜」の翻訳を徐々にやってみたくなりましたね。今日では中国のネットで永年楊氏本系の方が一応、その説明を公にしましたが、それでも一緒に練習をしないと理解できないと思います。
翻訳しても、編集を手伝う方がいればベストですが…


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