第1252話 点としての点
- 2019/01/24
- 12:22

楊氏老譜の役もなんとかなり終わりに近付いてきましたが、文書として、きちんと整理が完了まではいつになるのかと思うと何故かいつものように落ち着きが無くなります。
そして、北海道入りのはじめの頃では毎回のようにかなり心配していました。制定の倶楽部の皆様には何を教えれば良いのかとのことです。まして、北海道中国武術倶楽部は毎年のように日本国内のみならず、武術の国際大会でも多くの選手が入賞ないしメダルまで届いています。まあ、今日の倶楽部の子供達はまた更に世界を驚かせる実力になる可能性がかなり高いです。
日本と言う国は、制定武術を真面目にやれば、中国を追い抜くことは可能だと私は信じています。だって、現在の世界で最も難しいとされている太極自選難度や長拳自選難度などの種目は体操動作と基本的な武術動作の合併でもあり、体操やフイギュアスケートの日本選手は現在、いとも簡単に世界のトップに立ち、いかにも高い点数をとり続けて参りましたね。まして、自選難度の中には武術らしい武術基本動作がそれほどに多く盛り込まれているとは思わないこともあって、私は思わぬ自選難度武術は日本人が絶対に得意なのだと感じております。しかし、今日までは日本武術選手の世界大会の成績からすると、あまり体操大国のイメージとは少々距離があるようですね。
まあ、日本には中国武術のプロリーグがございませんね。数千人のクラブはございますが、日本ではトップ倶楽部の選手も仕事をしながらで選手を務めていることで多くの武術の発展途上国と同様、プロとして武術の練習しているわけではありません。そして、日本国内においては、中国武術のプロリーグで教えられるコーチはかなり少ないです。私は、体操の部分ではほとんど無理ですが、武術の基本は一応、プロとしての自覚があります。
今回は、北海道の皆様に、点としての点、線としての線、面としての面を説明したいのです。当然、これは太極の基本中の基本ですが、一般的な中国武術にも大きなプラスになります。
皆で頑張りましょう。

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