第1341話 津々浦々の展開
- 2019/04/22
- 13:48

今年の桜は本当にかなり長持ちしましたね。ほぼ、連続三週間でまだ花が残っていましたよね。当研究会の代々木公園のメンバーには色々と大変なご不便とご足労をおかけしてまことに申し訳無く思っています。
結局、公園での練習は3週間も中断しており、皆様は遥々と私が住む田舎の公民館で練習をしていました。昨日は1ヶ月ぶりに代々木公園での練習になりましたが、たったの一ヶ月でかなり近いところに太極拳教室らしいグループと他のあまりわからない武術のグループが誕生したと確認しております。
まあ、年度も変わったことで、世の中は太極拳の先生や中国武術の先生はかなりの数であって、これは日本武道ももはや変わらない状態でありましょう。幸い名ことに我々の教室の練習地やすぐ隣ではないので、本当に助かりましたね。
また奇しくも先日、学生の一人が某有名な行政レベルで太極拳を展開している組織が勧めている簡化楊式太極拳24式よりもかなり簡単で短縮されている太極拳や座式太極拳の資料を持ってきてくれたのですが、まあ、健康という言葉だけでこれはこれはきっと、多くの方が興味を示されるはずですね。太極の練習で本当に健康になるのか、または膝や腰を壊すのかはこの私があまりコメントをしたくありません。これは整形外科の先生に伺えばすぐにお解りになります。
確かに、今日になって日本全国の太極拳教室はいくつあるのかははっきりわからないですが、実際にどれほどの教室が太極思想に少し接近したかは不可知です。これは今日になって、我が母国の中国も同様です。
国際的な制定の大会での採点レベルはかなり高いと思いますが、それでも、先日では中国の民間武術家の皆が連名で制定国際大会の採点に関する要望を出しております。これは、採点する人間がもっと武術的な要素への学習をお願いした文書でした。
太極は武術であるべきか、適当に体を動かしては体が適当に健康になるなどの論争は私も避けて通りたいですが、津々浦々レベルになった太極拳や武術、日本武道の数々はせめて、明らかに人々の膝や腰椎を壊さないように工夫していただけないかと思います。
日本では色々な太極拳だと名乗っているグループが存在して、競争はますます激しくなっていくと思います。それを選ぶのはお客様です。お客様はいつか目覚めると思います。


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