第1379話 凶悪事件の対応
- 2019/05/30
- 09:21

2日前に一日中に二件の切りつけ事件もあって、犠牲者も出て、加害者も自殺と射殺で随分と派手な一日でしたね。そして、今日になってネットでは色々な武術や武道がネットで色々と切りつけの対応法が現れて、実に賑やかでありますね。
私は決して、太極で切りつけに対しての対応を語ることがないと決めております。まあ、私自身が切りつけられていたらおそらく、とっさの反応で手が出てしまうのですが、はっきり言って、刃物で切りつける人間に対応できるかどうかは自身がありませんね。精神的におかしい人は時々、物凄い力があり、普段では有り得ない速い反射的な動きも出されてきます。もちろん、相手は何かの刃物を持っているので、素手での対応はかなり困難極まり物だと考えております。

私は自身の学生や担当している倶楽部の方々には、切りつけられそうだったらできるだけ懸命に逃げるように勧めています。特に子供の皆は出来るだけ走って逃げるべきですね。私は逃げられそうな距離であれば当然、逃げます。短距離走に自信がありますね。正しい逃げられない距離ならば、自信の体の反応に任せるしかないですね。ぼーとしていると何が起きるのはわかりませんね。私はあえて、多くの武術家の皆様にこういう時は自信を捨ててくださいと申し上げたいです。多くの先生方は武術に自信があることはまったく非議できませんが、正常ではない人の動きは本当に独特で時々は信じられない力が出ます。それは、社会福祉の精神障害者施設を経験したことがある方であればどなたもお分かりのはずです。
そして、お酒を飲んだ人の力もまた異なります。人はお酒を飲んでわけがわからなくなって凶悪事件を起こすまで発展することもありうると思います。昨年も私は何とか殴り合いを止めましたが、二人の人間が大流血、しかも一人が止めようとする警備員が殴られて顔面から血が噴出して、それでも襲いかかろうとしたので止めました。普通の喧嘩ならば私はおそらく、間に入らないと思います。その時は本当に二人の命が危ないと感じ、周りは誰もとめようとしなかったこともあって、この年で出る杭となりましたね。
私は基本的に、凶悪犯が私に一対一の状態で刃物で攻撃してきたら、懸命に逃げると思います。逃げた方が絶対に安全だからです。このような体型が悪いからでも、私は昨年の秋に100m走を測定したところでは13秒台でしたので、おそらく逃げ切られると思います。私は、一般の方に進めている逃げる方法は、戦うよりも助かる確率が高いからです。例えば、絶対的に勝てる自信があっても私は一対一ではすぐ逃げると思います。
だが、凶悪犯が他の弱い立場の方に襲いかかっている時は、私ならばおそらく、全力でいくと思います。当然、これは刺されて死んでも良いと、少なくとも今日の私はこのように思います。もちろん、これからもっと年を取っていくので、このような気持ちがあと何年くらいまで持てるのかは本当に自分自身もわかりませんね。
私は太極拳教室で皆様に護身術や対刃物などの訓練はしておりません。まあ、太極は10年20年でもやらない限り使う物にはならないと思います。そして、精神障害者や酔っている者は異常な力と異常な状態であり、思わぬ動きをすることもありますので、私はどれほどの強い格闘家であっても絶対的な勝つ確率が低いと思います。今日の世界の格闘家はそんなに強いと感じなくなったからです。
凶悪犯事件が続出しています。来年は東京五輪です。国はどのように対応すべきかしっかりと考えるべきです。そして、今の山手線の多くの駅は来年の五輪期間ではかなりの大混乱が起きると感じています。しかし、私は政治家ではありませんので何もできません。動乱する時代が来る気がします。どうか皆様が安全で、ご自分の命を最有効に守って参りましょう。


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