第146 中小企業の苦労
- 2016/01/20
- 22:53

本日は数人の仲間と話しをしながら、毎日の記事をかくという新しい試みをします。テーマの通り、中小企業、零細企業の方々の苦労は会社によっても全然違うようですし、分野によっても苦労の種類が違ってきます。
私が日本に来た頃は、まだ日本人の多くが一つの会社に入社したら定年退職まで続ける傾向がありましたが、今日では派遣業ならいとも簡単に社員の首を切りますし、若者がストレスに弱くせっかく就職したにもかかわらず簡単にお仕事を辞めてしまうことが多いです。日本は本当に不安定な国になったとしかいいようがないですね。
中小企業や零細企業は資金が限られています。持ち金が沢山ある方は中小企業などとか基本的に無縁のはずです。資金繰りが厳しくなった時はカードローンが金融で借りる位の手段しかないですが、大手だと場合によっては公的資金まで投与されてしまいます。これは日本国の特徴ですが、この会社の倒産が社会全体にマイナスであると判断された場合は、国がなんとかすると、一種の優しい民族個性の現れとして感じております。ただ、中小企業などの救済がほとんどないことから考えると、聊か冷たささえ感じてしまいます。
中小企業は少ない人数で成り立っていることが当たり前です。社長一人と社員ゼロの会社や事業主は日本中に散在しています。この私も一人でやっております。それこそ、個人で事業をやっている方はどなたでも死ぬ気でやっていますね。昼も夜もなく働き続け、お客様を確保する為には皆が必死です。お客様を獲得する為に同業者を直接的にまたは間接的にけがす行動に出る方もすくなくないですが、これに関して私は仕方がないと感じております。実際に私も実名や実際の団体名を出さずにして他の太極拳教室や武術教室を批判することがあります。これはあくまでも、この世に中の正論を展開していく為のことになります。明らかに間違った理論では、武術愛好家には申し訳が立たない為、私は侃々諤々で本音を言い続けているはずです。
しかし、この世に資格や免許がなくても法律が許してくれれば、開業ができます。太極拳教室はこの状態です。免許も資格が無くても開業ができるならば、実際に太極拳ができなくても、お客様がご納得すれば、営業の達人であれば商売が成り立ちます。これが自由世界メリットですね。私は個人的にこれ程の商売人に対して何の文句も言いません。個人の力でお客様を獲得して生計を立つことは人類の基本です。
しかしながら、一部の太極拳をまったく分かってもいない人間が、いかにも自分が太極拳の巨匠のような振る舞いをして、いかにも巨匠のように滅茶苦茶に太極拳の理論を語っています。これは、自分自身を欺いていることの他に何もならないです。
この世には、どの分野に於いても真理はいつも一つしかありません。でも、自由世界の特徴は真理がいつになってもはっきりしないことになります。
専門知識の有無に関係なく、個人事業主の苦労は皆同等です。
皆様、頑張っていきましょう。
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