第1534話 視線と脳の関連
- 2019/10/30
- 14:41

武術の中で脳が高度に緊張して色々と考えるべきか、それとも脳が一点に集中すべきかでは社会の中では諸説があるのですが、今日の中国や日本では中国伝統武術と名乗る多くの詐欺者は確実に色々な問題を作ってくれていますね。一般的に太極推手の視線が相手の喉になるのですが、昨日のレッスンでは私はいつものように会員さんの色々な身体状態を確認しながら練習を進めたところで一人の加入されたばっかりの会員が真面目に相手の喉をきつく見つめているのを発見しました。視線が軽く相手の喉当たりを見ているだけなのに何故見つめるのかと伺うと、結果として以前の教室では視線を何かの物を見つめる練習まで教わっていたようです。まあ、このような話しははじめてきくわけではないので特にびっくりすることもないですが、今回の新しい会員さんから受けた色々な健康相談のことを考えると本当に武術のことを適当に教えることはどれほどの大きな被害があって、人様の体を壊すことを考えると本当に悲しくなります。
私が現在の太極拳教室を経営して約6年間ですが、色々な方の相談を受けたことがあり、色々とアドバイスも差し上げたわけですが、体が少し回復したところで以前の武術を教えてくれた人間の洗脳もあって、また、元の教室に復帰した人もかなりいました。その後の報告はないですが、体が壊れ続けることになることは確実ですね。この6年間、無理に練習して血を吐いた人を助けたことがあれば、何週間も寝られない人も複数助けております。今回の相談は会員になった人よりのものですので、私はいつも以上に力を入れていますね。色々な方へのアドバイスはかつての太極門の仁と儀と道徳からすると当たり前のことです。私のアドバイスを受けて、体が回復したのちに直ぐに元の武術教室に戻った人の引き続きの面倒は見ていませんね。まあ、当たり前ですね。

果たして、武術としての人との手合いの中で視線を人の1か所を見つめることはどのような結果が出るのかは私も太極拳以外の武術や武道の複数の先生に伺っております。答えはいろいろですが、結果は一つしかありません。体の1か所に集中すると身動きがとれないとの見解もあれば、1か所に集中すると多くの角度からの攻撃がわからなくなると言っている方もいます。私の専門である太極の見解では、脳が体のどこにも指令を出していないのがすべてです。無理して体の1か所に意念をかけることははっきり言って、格闘技の素人ですね。居合道の先生に伺ったところ、人の1か所に集中していれば、これは人に切られてしまうことになるそうです。武術は適当人解釈するものではないですね。
スポーツに関しても私は同様に感じています。羽生選手が体の一部分だけに集中していたら、おそらく、たちまち倒れると思います。人間は体の1か所に集中すると基本的に動きが鈍くなるのは体を使う分野であればどこも一緒です。このように人体に関しての素人がよくも中国武術を教えていますね。その神経がわからないです。
多くの武術教室や太極拳教室をご検討されている方にお知らせいたします。色々な教室の見学をなさるべきです。自身の体が何も違和感がなく、少々疲れがあっても体が充実感があふれていれば、このような教室はきっと本物です。練習をして眠りが悪くなったり、眩暈が起きたりする場合は要注意ですね。もちろん、稀に他の間違った練習で体がおかしくなっている方が本物の太極拳を練習することで体がおかしくなることもあります。私の研究会も何度か他の太極拳を練習している方が当家の太極拳を練習すると高熱を出すケースがありました。まあ、体が壊れている状態では治すにも時間がかかりますね。
私は多くの方の健康と武術の進歩を心より願っています。その為に、本当のことをネットで言い続けております。少しでも皆様の助けになるといいですね。


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