第1653話 健康の為
- 2020/02/26
- 11:45

世の中、太極拳や太極の組織を経営している者はおそらく、誰でも健康を大前提にしています。しかし、健康は意外とはっきりと見えるものではないし、人間にとって一番大切な内蔵の自覚症状が出た場合は既に手遅れのケースがほとんどですね。と言うことは、人間は健康の実感も実ははっきりしないものであって、特に勤務時間が長い国民であればあるほどに自身の健康状態への確認は大切にされないことが見られがちです。毎日のように終電ギリギリまで働く人間、自身の健康状態の確認よりも10分でも長く寝たい気持ちが強いような気がします。
私は、研究会会員の中にまた10分でも寝たい状態の会社員がそれでも何とか太極慢架の練習を継続している方に頭を上げていますね。これは、毎日が暇で自由時間が沢山ある方の頑張りよりも難しいことです。それに比べると今日の太極門の多くの先生がほとんど練習しずにして、毎日のように酒とタバコで過ごす暮らし方は本当にいただけませんね。たとえ、今回の新型コロナウィルスが横行している中にもかかわらず、太極門の色々な先生はそれでもあまり積極的に練習をしていません。門外不出であれば伝染されることもないだろうと言っているようですが、これでは太極を明かししていないと私は感じています。まあ、所詮、最近の太極門の弟子への入門は名誉が欲しいとか、伝承者であることのメリットしか考えていない人が多く、練習はというとどうしても色々と忙しいとかの理由でさぼるわけですが、このような行動は今日でもかなり忙しくて時間が中々取れない日本人の会社員と比べると本当に恥ずかしい限りですね。
まあ、日本人も最近は本当に暇になったと思いますね。コロナで随分と騒いでいるのではないでしょうか。十数年前のSARSも実はコロナウィルスの一種であることは知っている人が意外と少ないです。でも、今回ほどに騒ぎ出していない気がしますね。世の中では騒ぎ出すことも暇があるかどうか、そして、騒ぐ元気があるかどうかで大分違うような気がします。前回のSARSでは、会社で騒いでいる元気があれば働けと言われましたね。
もちろん、現在では、中国人はお金があって、世界各国への旅行が流行っており、旅行の人気国ならば伝染は当然ひどくなりますね。日本は爆買いされるほどに大変だと思います。日本でかなり前から感染者が出ていた可能もあり、まだ新型ウィルスとしての 認識がないまま亡くなった方もいるような気がします。今回はSARS以上の被害も考えなければなりません。今朝ほどの報道ではイタリアが死者11人を出したこともあって、かなり深刻であることは周知の通りですが、皆様、私見ですが、慌てる必要もありません。しっかりと食事をして、しっかりと体を動かして、マスク、手洗いとうがいはもう大丈夫だと思いますが、免疫低下させてしまう飲酒や喫煙を控え、十分な睡眠を取っていれば特に問題はないでしょう。ウィルスは恐怖感を持つ人体には入りやすいと心理学者が分析しています。
当研究会も現在、一定の会員が練習続けていることを考慮し、以下のように対策を決定いたしました。本来ならば、今頃は毎年の入会シーズンになっていますが、ウィルスで社会の色々な流れが足止めになっていますね。
入会を考えている皆様、是非、この異常事態の真っただ中で当研究会への入会を心より願っています。
付録
【研究会における新型コロナウイルス感染症への対応について】
●指導者および学生1名以上の感染者が確認された場合は、全教室を6日間閉鎖します
●指導者および学生の所属する職場・学校における近い同僚・学生に新型コロナウイルス感染者が確認された場合、該当者が通常参加している教室を6日間閉鎖します
●感染症の流行状況にあわせて、稽古内容を変更することがあります(慢架・気功中心にして、推手を避ける等)
●ご自身に風邪様症状がある際には絶対に練習に参加しないよう、お願いいたします
●稽古前後の手洗い・うがいの徹底をお願いいたします
当研究会としては、太極拳は心身を整え、自己の免疫機能を高めるものであると認識しています。身体を動かせる状態であれば、少しの時間であっても太極拳の稽古をされることを強くお勧めいたします。
なお、当ガイドラインの策定にあたり、ご協力いただいた専門家の皆様に感謝いたします。
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