第1678話 節と節
- 2020/03/22
- 08:11

太極は出来る限りの骨格や関節の自由を練習する武術です。一節ずつの自由な動きは人間にとってどれほどの困難であるかは医者の皆様に伺えば、ただちに答えが出ますね。人間はたとえ、稼働できる関節であっても、その関節が一定レベルまで開くことはあまり簡単ではありません。まして、骨盤や恥骨結合、まだは胸椎と胸骨などの関節や骨格はもはや動くどころではないですね。
太極は基本的に一つずつの関節と骨格が開かれて、気血が徐々にその中に染み込み、やがて、筋肉と筋肉の間の経絡の自由によって自由になった気も徐々に各関節や骨格の間に注がれるようになります。人間は基本的に、気が骨と骨の間に収斂されていれば、人間ははじめて全身の筋肉を使わずにして、骨と骨の間にある「気」だけで体を動かすことができます。当然、こうなれば全身の骨の一本ずつのすべてが自由に回ることが可能になります。
更なる上級者となると全身の骨の真ん中にほとんど「気」で充満されており、当然、健康面で申しますとその骨は年をとっても益々元気になって、修練によっては骨の若返りさえ可能になりますね。太極は元々、自身の体の若返りや健康を物凄く重んじて参りました。太極拳を練習して、膝が壊されたり腰椎が壊されたりしていると、私は体の一部の関節や骨格がまったく動けていないことのせいに感じております。もちろん、どうしても相談を受けるのならば、その人の太極拳練習をまず拝見しますね。研究会を立ち上げた時点では色々な人の太極拳を拝見して、しかも、自分自身の流派ではない太極拳だと名乗っているものも色々と拝見しました。自分なりの意見も出しましたが、おそらく、無視されたのではないかと思いますね。何故かと言うと後に色々な人から伺った話しでは、当時の私に色々と聴いてきた人のほとんどは現在ではお体のどこかに異変が起きっているようです。
太極の健康面でも武術面でも、一種の相乗連鎖効果的な存在であります。結果的に人間の骨一本ずつ自由に回ればようですが、このような秘密を皆様に話しても皆様は出来るわけがありません。当家では、初心者に対しては出来る限りの骨盤を回転せずに腰椎だけで回転することを太極拳の練習でお勧めしていますが、もちろん、このように細い腰椎の回転で人様を動かすことは無理でしょう。もちろん、一部の人はまるで腰椎の動きだけで太極の発勁が出来るかのように説明していますが、このような発言をする人は逆にご自分が太極の素人であることを自ら露呈するだけです。はっきり申しますと、骨盤を止めて、腰椎だけの回転は丁度、腰椎と骨盤を分離する練習、わかりやすく言えば腰椎と骨盤の間に気が流れるように努めているだけです。もちろん、このような動きを続ければ、いつかは骨盤と大腿骨も一定レベルの分離によって、気の収斂入骨がやっと成し遂げるようになりますね。この時点では骨盤をいくら回しても大丈夫です。何故かというとその時に骨盤を回しても大腿骨及び下半身は分離によってほとんど回っていないはずです。もちろん、こうなったら全身をどのように動いても、「以意行気」は普通に行えますので、太極勁はかなり上達しており、健康面でも内蔵五行が調和されて、関節の色々な理不尽な病も消え失せる」のでしょう。もちろん、武術面としてはその時、体のすべての部位が発勁できるようになりますね。
太極の力は、内勁で自身のもっと深層的な関節と骨格を動かすものです。この秘密を明かしてもまったく問題がありません。これはもはやどなたも出来ないからですね。
封建社会では、手抜きしない太極拳は家の中でしか見せません。私は研究会の中で出来る限り、かつての家の中の太極拳を教えております。これは、家の中の太極拳の短縮版です。 会員様募集しております。
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