第1711話 太極拳の存続
- 2020/04/28
- 12:49
はっきり言って、このご時世では明日の生活がどうすればよいのかとなると、誰だって太極拳どころではありませんね。諸外国は自粛を決めた際に自動的に国民のお金を支給していることを考えると、自粛のレベルも自然とわかってきます。このご時世で、もはや社会主義であろう資本主義であろう、政治家が民の生活をどれほど理解していることと、国の財政で国民への支援が変わります。
一部の国は国民がどうであろうかがあまり研究されていなくて、社会福祉が色々なボランティアで成り立っているのならば、このご時世では乱れるのは仕方がないでしょう。中国という国では、民間の太極拳は公園で教えることが常識ですが、この頃ではまだ完全に閉鎖していて、毎月の月謝が手渡しの場合はWe chatなどの振り込み、知り合いの巨匠の場合は年間で月謝が振り込まれている為に何も心配していないようですね。逆に国の支援金が振り込まれたと聴いております。
もちろん、たとえ中国という太極拳の本場であっても、練習している気持ちが持てるかどうかは微妙ですね。人間は、明日の生活がどうなるのかがわからない中で、学び事も趣味も考える余裕がなくなくことは当たり前です。中国の各公園では、たとえ制定を練習している方々の多くもこれは自身の生涯に渡る養生だと考えているところが多く、私が自分の練習をしていたとほぼ同じ時間で練習を続けるほどにその練習時間は日本国の皆様が想像できない程に長いです。それにしても、中国で自分の生き甲斐として練習している太極拳が、アフターコロナでの存続が心配されています。
まあ、国は懸命に宣伝していますよ。俳優がイメージキャラで派手に宣伝動画を出しているようです。太極拳をやればコロナに勝てるとか、免疫が上がるとか、このご時世で国が太極を宣伝していることは、それなりの国民のモチベーションへの自信になります。太極拳だけではなく、アフターコロナへのすべてに対する自信だと感じております。
日本は違いますね。Stay homeと言っても、会社が働けと言ったら働くのです。地元の西武線の駅とJRの駅は410M離れています。かなり遅い時間でも正装の方々が大勢歩いていますね。何故、仕事ですよ。国は支援金を出さないし、会社はテレワークも不可能ならば、社員に出勤させるしかないですね。
日本は今回の世界的な災いでStay homeの率が低いと思いますよ。しかし、日本のコロナ感染率も逆に世界的に低いと報道されています。
本題に戻りましょう。太極は一つの趣味であれば、世界的な災いの衝撃ではその存続も難しくなると感じています。
人間は、大事件を経て自身の神経が図太くなります。
私は太極を練習して2年目では天安門事件と唐山大地震、来日しては東日本大震災で私は流石に太極を継続すべきかどうかと考えたことがあります。
まあ、なんとか続いて来たので、私という人間は多分、かなり変わっていますね。
これはただ、私は太極が人間にとって、これ以上にない恩恵だと感じているからです。
いかなる国において、これからは災いに巻き込まれない保証はどこにもありません。残された人生でいかにして普通に暮らせるのかと、今回の世界的な事件で痛感しました。生きていくには、色々な方法を探る必要がありますね。
封建社会では、手抜きしない太極拳は家の中でしか見せません。私は研究会の中で出来る限り、かつての家の中の太極拳を教えております。これは、家の中の太極拳の短縮版です。会員様募集しております。
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