第1770話 筋肉痛
- 2020/06/26
- 12:12

太極は特に筋肉を鍛えることは必要としないですが、これで別に筋トレをしたい人は特に禁止も致しません。私の弟子の中でもかなり筋トレで成功している者がおります。私は若い頃からほとんど筋トレをしない者ですが、以前、BUDO-STATIONのお陰様で他の先生の教室を一度だで勉強させていただきましたが、私はあまり勤勉ではなく、自身が懸命に練習している太極が中々極められなくて、他派武術を浮気する余裕は基本的にありませんが、単純にもう少し痩せられないかとのことで他の先生の教室で何と懸命に体を動かして、当然、途中になって何度も筋肉が攣ってしまい、定期的に筋トレをされている方の凄さはよくわかりましたね。私は若い頃に特殊部隊との共同生活でもあまり筋肉が攣ることがありませんでしたが、50歳を過ぎて筋トレはほとんどしていないことで、今日になって、懸命に体を動かすとどうしても一般筋肉の限界が来ますね。
でも、太極は筋肉を使っていないのかというと、違いますね。太極はもっと柔らかいタイプの筋トレをしているはずです。もちろん、他のいかなる武術も鍛えられない筋肉も鍛えていますが、太極は世の中の色々な常識的な動作とまったく異なるタイプの動作を練習しています。逆に、世の中の多くの太極で失敗した人はなんだかの形で気功とか、筋トレとかでごまかしすることも昔からの話です。このような適当に気功や筋トレでごまかして、自分はいかにも凄い太極勁とか内勁とか、誰かは少しでも力があるなら功力が大きいとかで、太極が失敗した人間に限って色々と適当な言葉で語るのは二週間前の太極門会議の際にも色々な意見があって、我々は結果的にどうすればよいのかの結果はまったく得られませんでしたが、この世の中で太極に対する誤解は本当に深いと感じましたね。私見ですが、適当に気功や筋トレで対局を誤魔化す人間が気功と筋トレの専門家にも失礼ですね。
ごまかしが多い分野があるとしたら、この分野があまり簡単に把握できないとの事実は昔から伝えられていますが、それでも今日の世の中では沢山の本物の巨匠が消えないわけです。親が総合格闘技に挑戦して、30秒で三回も倒されては意識がなくなり、今度も息子の弱いものがまた挑戦するそうです。これは、私からのお願いですが、もうこれ以上に太極の顔に泥を塗るのはおやめくださいませ。弱い私は総合格闘技の選手にちょっかいを出すこともなければ、総合格闘技の選手も私に挑んでくることがありません。どの武術も互いに意識をすることは当たり前ですが、例えば、太極だと名乗る人間が虚歩も弓歩も揺れているのならば、他の武術を意識することはただの傲慢としか考えられませんね。
太極は太極なりに筋トレをしています。運が悪く、私の先代馬岳梁先生は共に欧州人の血が混ざっています。先生は若い頃にご家族が清朝から民国へ変わることであまり裕福ではなく後に第二次世界大戦にもまた重なり、人民中国になってからは幾度も災難を経験したこともあって、食生活がままなっていなかったこともあって、青年時代の馬岳梁先生はあまり太っているとは言えません。私の少年時代はもはや食生活どころではなく、腹一杯の飯さえ問題でした。私は26から日本国の東京に渡ってからははっきり言って、太りました。馬先生も実は改革開放の後も太りました。人間は本当に悩ましいものです。栄養が良くなっても、足りなくても人体は共に困るわけです。私も晩年の馬先生もはっきり言って暇ではない人生が定めのように決められていて、はっきり言って筋トレをしたくても、きれいな体を手に入れたくても時間がありません。まあ、すべては言い訳に過ぎませんね。
これからはなんとか食生活で少しでも体重を落としたいと考えています。
ところで、近頃のレッスンでは私の会員の中でこの国では数えられるほどの筋トレの専門家の人が私にこう告げました。物凄い筋トレをしてしますが、しかし、何故この独特な太極拳(当研究会)を練習して、しかもほとんどハードな動きがまったく感じていないのに、筋肉を使った感覚がまったくないにも関わらず、何故か最近、呉式太極拳慢架の練習をするとかなりの筋肉痛になりますと、まあ、これは私も予測してい他のです。
太極いつもと異なる体の使い方が望まれており、本当にゆっくりと動くだけでも筋肉痛が起きるのならば、この人は太極の理論で言うと、門に入りましたね。通常、人間はゆっくりと動くと筋肉痛は起きません。
また、一部の人は絶対にコメントを入れたくなりますね。俺の太極拳教室もゆっくり動いているとか…
はいはい、当研究会の慢架練習はどれほどにゆっくりでどれほどに長いのかをお教えしましょう。
108式太極慢架はどんなに短くても30分はかかります。どれほどにゆっくりと動いているのでしょうかは皆様でお考えください。
30分と言っても早い方です。青年や中年が集まっている教室ならば、45分くらいになります。しかも、私の指導では、皆がなるべく力を使わずに体を動かしており、もちろん、無理に姿勢を低くさせることも、足を高く上げさせることもありません。それでも筋トレの専門家が筋肉痛を感じるわけです。しかし私のところ会員さんでスポーツはほとんどやったことがなくて、64歳で入会してからはまったく筋肉を感じていませんでしたね。
私はこれこそ太極の本質的なところではないかと感じています。弱い方は太極の練習で自分自身の強さを見出し、逆に強い方は太極を練習で自分の弱さを感じるようになります。
私達の研究会hあこのような日常をごく普通に過ごしています。ご縁のある方の入会を一
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