第1806話 武林10
- 2020/08/01
- 11:15

このようにずるずるして、武林という架空な組織を書いていますが、これは書けば書くほどに暗くなることは皆様もご存知と思いますね。武林では、色々な適当に生きている者で適当に武術を解釈して、人生も当に解釈する人が多いです。一つの商売、一つの広告の為に人様の気持ちなどまったく考慮せずに、人の肩の上に立って懸命に上へ登る人がかなりいますね。
でも、本日は少し、武林の凄いところと、武林の先輩の優しいところを触れておきたいですね。武林には、懸命に人を助けて、しかも、自分の命さえ惜しまない武術家がいましたね。私の色々な知り合いの武術先生に言わせれば、武術は決して人を殺す技ではありません。武術は人を生かす技です。武術を練習する人は人様の痛みを察し、できる限りの治療を行うなどに徹することが昔の常識ですね。馬岳梁先生は鍼灸と指針術で多くの病者の治療を行なって、多くの方の回復をもたらしました。しかも、馬先生は一部のかなり裕福な方を除き、一般の治療は料金を取っていませんでしたね。かつてのハリウッドの世界的な著名ダンサーのsophia delzaの腰痛も馬岳梁先生の施術によって治りましたね。のちに、sophia delzaは馬岳梁に慕い、呉式太極拳を生涯練習を練習に専念いたしました。
皆様、途中での広告、申し訳ないですが、BUDO-STATIONカレージは一般公開しました。私も入っております。有料ですが、太極拳の基本理念や内勁の説明、太極拳練習の注意点や本来の太極思想などかなり豊かな内容になっていますので、どしどし、ご購読ください。
よろしく、お願い申します。
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中国の清末民初では、結核が流行り、数千万人の命を奪ったとも言われていますが、当時では、武式太極拳の先輩の方々が門外不出の太極拳を無料で結核患者に提供していましたね。多くの方が病気から復活しました。
心意六合拳の先輩の「桃園子」と呼ばれていた先生は、自分も経済的にあまり裕福ではないのに、地元の生活に苦しむ人に対しては常にできる限りの経済的な救済を行なっていました。当家の呉英華先生はこっそりと乞食の人にお金を上げるのを何回も見たことがあります。昔の武林の基本では、倒れた人は誰かが手を差し出さないといけない、流血しているとまずは血を止めること、飢えている人にはまず、食べ物と水を、虐められている人はまず助けることです。昔の武術家は喧嘩を止めようとして、自分が刺されて死んだことも何回かありますね。実力からすると、はっきり言ってどなたも簡単に凶器を持つ者を簡単に殺してしまうほどの人ばっかりですが、とにかく、人様の障害を追わせたくないことで自分がやられていたわけですね。
武林に関して、当家記名弟子金庸の小説を是非、ご覧になってください。素晴らしい武術家も悪人武術家も出揃っていますね。
太極はまず、自分自身の修練になります。
明日からは、通常のブログに戻ります。ご期待ください。
封建社会では、手抜きしない太極拳は家の中でしか見せません。私は研究会の中で出来る限り、かつての家の中の太極拳を教えております。これは、家の中の太極拳の短縮版です。
会員様募集しております。
伝統太極は本来、練習する際に音楽をかけるべきではありません。その理由は、耳が脳にかなり近く、刺激的な音や声は脳の絶対的な静粛を邪魔するからです。もちろん、太極の凄い達人ならば、脳が音楽の振動を感じても絶対的な静粛を守り、逆に体内の内勁で音楽による空気の振動と同調して動くことは可能です。
私はこれを目標にして修行致します。
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