第1818話 30分の套路

本日のテーマは私達の研究会で高齢の方を含む際の最低限度の太極拳練習です。つまり、30分を切ることは基本的にしないです。何故、これほどにゆっくり動くべきかはこれだけでも一冊の本が書ける程の内容になりますが、一般的な見解は私はブログで何度か研究していますね。数年間の研究会経営の中で、実際に多くの見学者は見学の際に直接私や周りのものにこう言いました（本来ならば、この責任者やまたは私が委任した責任者に直接言うべきでは…）。何故、そこまで長く練習する必要がありますか、つまらないし疲れるし（愚痴をこぼす）、秘伝の太極拳ならばもっとその用法を教えてくださいと、中には用法でも教えてくれれば、入会したいとの方も大勢いましたね。研究会の最初の頃、私は本当に自分の目と自分の耳を疑ったことは何度もありましたね。果たして、30分の慢架、30分の太極拳套路は本当に長すぎたのでしょうかと、でも実際に、私は一時期に試しに10分切る当家先代が編集した30式も導入して見ましたが、残って練習する人はあまりいませんでしたね。まあ、当時の私は若干資金繰りが難しく、研究会の初期は公園などで展開できるとでも思っていたのですが、しかし、本当のところでは現在も僅かならば公園太極拳の教室を残していてもはっきり言って、人を集まることは本当に困難です。もちろん、公園でもしっかりと練習する方が、本当に太極拳が好きな方でこの私の教えに信頼してくださる方になりますね。もちろん、最初に30式を試しに教えた時期では多くの見学者が現れたのですが、色々とあって、誰も残りませんでした。この太極拳はかなり難しいですね（褒め言葉）。呉式太極拳はやったことがありますが、こんなものではないよ（商品の比較）。太極拳は他も経験していましたが、どれもリラックスしてできるものでした。ここの太極拳を練習するとどうしても緊張と筋肉の張りが取れない（商品の比較）。先生、何故足は前に向かなければならないでしょうかと（愚痴をこぼす）…とにかく、呉式太極拳30式の套路は失敗に終わりました。以降、私は日本で30式太極拳を自分の教室ではほとんど練習していません。

もちろん、30式に対する色々な不満と、実際に30分以上の慢架套路練習への不理解は、同じ出処だと感じておりますね。
それは世界各国で起きている太極への様々な誤解が唯一の原因だと感じています。もちろん、太極だけではなく、武術や武道では今日、それぞれの本質が大分見失われて来たと、そして、武の世界では色々な成立できない見解や思い込みは、武術武道を非常に先が見えないトンネルへと導きつつあると感じているのは私だけではないでしょう。中国の格闘狂人は日本に上陸していませんよね。色々な日本武道が見ただけでも強いとわかるからですよ。中国の呉式太極拳鑑泉社には声をかけていないですが、本当に戦えば、勝てる自身がないからですよ。武術武道、太極拳の偽物が多ければ、人々の見解も自然と歪んでしまうのですが、武術武道の免許制度は中々一つの組織でまとめることが困難であって、人々はどうしても異なる見解のぶつかり合いで考え方が分かれてしまいます。
自慢話ですが、上海呉式太極拳鑑泉社はなんとか、色々な異なる経営方や太極に対する見解があっても、まだ、独立して流派を作っている者はいません。これは、中国六大流派の家元では鑑泉社だけです。これは先代の二人の御稜威の現存だと感じています。

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太極は本来、ゆっくり練習する拳法ですよ。これは先祖代々の遺訓でもありますね。私は健康の為だと言っているそちらのあなた様、それならばもっとゆっくりと太極拳を練習していただきたいですね。何故かと言うと、人間の健康は武術の上達よりももっと困難な仕業だからです。人間の死亡率は100％です。人間はどんなに健康維持してもいつかは死んでしまいますと、実際にところ、人間は完全に健康維持ができないのが一般論です。体が強くなって、人様を倒すことよりも人間はどんなに頑張っていても誰だって病気はするし、昨今では多くの方がコロナにかかっていますね。人間は病気をしなくなる理想に近づく為にはそれこそ、格闘家を目指す方よりももっと練習をすべきではないでしょうか。もちろん、私は力がない方々に極真空手などの激しい葡萄を勧めていません。ゆっくりと正しく30分だけの動きではないでしょうか。２〜３分で終わる太極拳は基本的に健康に何の意味もありません。

そして、俺は格闘技を練習している皆様、はいはい、30分の太極拳は長過ぎると言われても、これは私達の強くなれる方法ですので、興味があれば一緒に学んでいただきたく存じますが、面白くないようでしたら、私達の会員の目の前で愚痴だけはこぼさないでいただきたいです。ご自分が今まで練習して来た武術をもっと練習して極めればよいではないでしょうか。私は個人的に呉式太極拳慢架套路を70分かけてゆっくり練習しています。完成が見えない健康と武術の為です。ご参考になさっていただければ幸いに存じます。よろしくお願いします。

封建社会では、手抜きしない太極拳は家の中でしか見せません。私は研究会の中で出来る限り、かつての家の中の太極拳を教えております。これは、家の中の太極拳の短縮版です。

会員様募集しております。

伝統太極は本来、練習する際に音楽をかけるべきではありません。その理由は、耳が脳にかなり近く、刺激的な音や声は脳の絶対的な静粛を邪魔するからです。もちろん、太極の凄い達人ならば、脳が音楽の振動を感じても絶対的な静粛を守り、逆に体内の内勁で音楽による空気の振動と同調して動くことは可能です。
私はこれを目標にして修行致します。