第182話 第三者委員会
- 2016/02/24
- 21:36

バスケットボール女子日本リーグ(Wリーグ)のシャンソン化粧品(静岡市駿河区)は二十三日、試合の判定をめぐり主審の男性に損害賠償などを求め静岡地裁に起こした訴訟を取り下げたそうです。Wリーグ機構がこの問題の原因究明のため設けた第三者委員会(倫理委員会)に審議を委ね、今日に都内で記者会見を開かれました。
シャンソンによると、第三者委の設置はシャンソン側が一月二十七日に提案し、機構が受け入れ、二月に弁護士ら三人を委員に選任しました。主審の関係者から「主審は自らの行為に問題があったと認識している」と説明されたこともあり、提訴の取り下げを決定したようです。
シャンソン女子バスケットボール部は「提訴をきっかけに審判や機構も襟を正す方向に進んだと感じている。第三者委の設置は画期的。再発防止のためにも検証に協力していく」と話しました。機構の事務局長(55)は「提訴を取り下げてもらえて良かった。今後も試合中の事実関係の調査を進める」としていました。
シャンソンは、昨年十一月に愛知県豊橋市で行われたデンソー戦で「意図的に不正な判定を行った」などとして、主審を務めた男性審判員を相手に、三千万円の損害賠償と新聞への謝罪広告の掲載を求めて昨年十二月二十八日付で提訴し、三月十一日に第一回弁論が予定されていたようです。
まあ、日本国は謝れば基本的に何事も円満に解決できるはずです。裁判の途中でも和解案が提示されて、民事裁判で判決が出たところでも弁護士によっての調整例も多く見られています。
ところで、今回の提訴は一つのバスケートチームではなく、一個人の場合ならおそらく、まったく違う結果になったのだろうと、これは少しでも法律の常識を持つ民間人であれば誰でもわかる話しでしょう。
バスケートの世界ははっきりしたルールがあって、不公平な審判を下すと世界中の異議が殺到するのでしょう。でも、審判も人間であり間違った審判を下してしまうことも多々あります。サッカー選手の「神の手の疑惑」などは審判の特別な物語ですね・・・
しかし、不思議に日本国の一部分のスポーツ種目で得点の詳細を調べることもできないそうですね。ならば、その得点の信憑性もかなり低いはずです。私も実際にこのスポーツ種目を見に行ったことがあり、かなり出来が悪い選手でも知名度が高ければ信じられない得点が出されていましたね。もちろん、白井健三や羽生結弦のような高難度の技は一切ありませんでした・・・
このような独特な種目は世界を見渡しても中々ないでしょう。点数を決める尺度もないですし、明らかな仲間優遇採点でスポーツの世界の公平は全く感じていません。全国大会に出られることは確かに、若者にとっての楽しみですが、公平な採点がなければこのような競技種目に青春を捧げることは本当に幸せでしょうか。
そして、例のスポーツ種目は地方選手がかなりのよい表現をされても大都市の選手ほどによい点数がいただけないようです。先日、私は数人の地方選手の練習を拝見いたしました。はっきり申すと感激しています。地方の先生はいかにして大都市の選手に勝てることの研究は大都会の先生にはわからないでしょうね。競技スポーツでこれほどに公平な競争ができなければ、その存続自体もきっといつか問われます。
まあ、私が心配しても何も変わらないですが・・・第三委員会に任せることはおそらく無理ですね・・・
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