第1838話 共通する先天
- 2020/09/23
- 11:36

結局のところ、私は昨日と一昨日の二日連続して、東京と北海道の会員さんの二人に結果的に同じ結論を申すことになり、また、私はまるで人様の心が読める、しかも、遠隔で読めるような超能力でもあるかのように思われているようです。これは、決してないですね。私はせいぜい数メートル離れているところで一緒に慢架を練習していたら、体がかなりおかしい方の痛みや異変を感じる時があります。これは、どなたでも正しい太極を数十年でも続ければ、誰でもこのような感覚が生まれると思います。もちろん、なんじゃら太極拳を一生涯練習してもこのような感覚はありません。スポーツだからですね。
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人間の体を中医学ではこのように解釈されています。
「先天不足後天補」
これも、一部の文面しか読まない方の解釈では、誰々のお母様がご懐妊の時にあまり栄養状態が良くないので、誰々は生まれつきあまり体が万全ではないと、なんとか徐々にこの不足を補っていくことになりますが、しかし、中医学の本来の意味では果たしてこのような解釈だろうかとなると、私はそれを否定したいですね。
人間の先天はもちろん、お母様の栄養状態も一つの要因ですが、もっと大きな要因は人間の数百万年通しての堕落による人間本来の遺伝子レベルの様々な生まれつきの欠如の無能から来るものだと考えられます。
よって、試金石のような太極であれば、人間の誰でも同様に自分自身の近代人としての限界にぶつかり、同様の間違いが自然に起きるわけですね。私が遠方の北海道の方の心を読む力はないですが、遠方の方も地球の裏で私達の太極拳を練習している方がいるとしたら、しかも、その方は毎日のように真面目に練習していれば、同じところで動きが間違ったり、違和感を抱えたりしますね。
人類は約700万年前から存在しているのではないかとの見解がネットで拝読したことがありますが、これは当然、人類を研究する科学者に任せるしかありません。
老子は四千年前に道という仮説を樹立し、我々に先天と後天の概念を残されました。しかし、この先天と後天は数千年の世界の変遷で解釈も徐々に変わり、今日では色々なネットを拝見していると本当に理解できないものが多いですね。
先天の不足が後天で色々と補っていくしかないと言っていますが、我々は後天でも色々な不摂生で自分の元々あまり理想と言えない体を更に色々と傷つけ、または、無理にこの先天不足の体を働かせることで我々の後天もはっきり言ってぼろぼろです。
700万年の間に我々の祖先が適当に体を使ったことでそのつけが今、確実の我々に回って来ています。
太極による養生は、太極の練習はどれほどに大切なものかはもう私が説明しなくても良いですね。
もちろん、適当に解釈されている太極拳は、我々の先天も後天も変えていくことはあり得ないです。
少なくとも、本日のような説明と、自分自身の人間としての心身の弱さを知る者がはじめて太極への理解の入り口に立てる気がします。
私はここであえて世の中のすべての太極拳の先生という立場の方に語るのですが、せめて、ご自分の先天と後天を素直に受け入れ、固定観念ではなく、人類にとって本当に意味での養生をご自分の体で感じてください。こうなれば、皆様が太極に対する思いは変わるはずです。
封建社会では、手抜きしない太極拳は家の中でしか見せません。私は研究会の中で出来る限り、かつての家の中の太極拳を教えております。これは、家の中の太極拳の短縮版です。
会員様募集しております。
伝統太極は本来、練習する際に音楽をかけるべきではありません。その理由は、耳が脳にかなり近く、刺激的な音や声は脳の絶対的な静粛を邪魔するからです。もちろん、太極の凄い達人ならば、脳が音楽の振動を感じても絶対的な静粛を守り、逆に体内の内勁で音楽による空気の振動と同調して動くことは可能です。
私はこれを目標にして修行致します。
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