第1873話 狗血噴頭
- 2020/10/28
- 11:35

これは日本で使われていない中国語の四字熟語です。一般的な日中翻訳家では、口汚くののしることやさんざん罵倒する意味合いが一番原来の中国語に近いでしょう。
逆に、相手に「狗血噴頭」させる第一人者としては、我が師匠の一人の呉英華先生は挙げられるはずです。彼女は非常に正義感があって、自分では気に加えない人間や筋が通らない奴はなかなか見過ごしすることはしません。よって、彼女はどちらかと言うと敵が多いです。誰であろうが間違っていれば、彼女は必ず何かの行動を起こしますね。彼女は太極拳を教える際では馬岳梁先生よりも厳しく、何度も同じ注意を受けても、それでも同じところが間違うのならば、いずれは「狗血噴頭」が来ますね。
幼い頃の私は頭がいいとは言えませんでした。特に分析力は同年代の子供の皆よりも劣っていましたね。しかし、神様は必ずしもすべての方面に人間に違うレベルの能力を差し出しているとは限りません。私の幼い頃では何か特別にできるよりも、私は、太極の形を見ただけで、私はそれらのすべての内容を本当に暗記で記録しているかのように、先生が教えていた慢架や剣の套路はほぼすべてにおいて、数回見るだけで私は実は普通に套路をこのまま覚えられますね。私は彼女には太極拳のことで一度も罵倒されたことがなく、逆に非常に優しく教えてくれた記憶ばっかりが残されています。
他の弟子や学生は真面目にノートを取る者であれば、例え覚えが悪くても呉英華先生は本当に優しく教えていました。
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稀に、呉英華先生の学生の紹介で先生が個人的に教えることもあります。先生は当時の中国国民平均収入を考えて基本的にお給料は生活だけで一杯いっぱいと判断して、太極拳や推手を学びたい人は無料にしていましたね。これは、国が二人にお給料を出していたからです。海外からの学生や弟子ならば、出された謝礼は基本的に取っていましたね。理由は平均収入は中国人の何倍から何十倍までだからです。呉先生はたとえ言葉が通じなくても丁寧に教えていましたね。
罵倒される人間は、それなりのことをしたからです。レッスン中に彼女の教えを蔑ろにして、他の先生はこう言っていないとか、いくら教えても他の太極拳や武術の動作がどうしても残ってしまい、しかも、それを自慢にする人は当然、罵倒されます。今日の中国でも一部の人間は呉英華師の性格が非常に悪いと言っていますが、私が思うにはこれは呉先生の正義感が滲み出ているだけです。
逆に、彼女も晩年は夫の馬岳梁先生の色々な提案で色々と対人関係で努力をしました。例えば、どうしてもお付き合いの中で彼女は嫌な人間がいるとしても、若い頃の彼女は中々嫌な人間と会うことも拒絶していましたが、晩年は何とか馬先生と一緒にお出かけして、「狗血噴頭」を封印して、何かの表演をお願いされれば、彼女は無言で黙々と太極拳や武器の表演をするだけです。
私も来日にして人間関係で色々と躓いたことがありますが、師匠の呉英華先生と相談したら、どんなに嫌な人間でどんなに会いたくなくても、会って、会話せずにして、何か言われれば、あなたは返事せずにして、軽く笑ってお辞儀をすれば良いではないでしょうかと、日本人はお辞儀が礼儀でしょうと、まあ、今日でも時々、師匠の必殺アイテムを使っておりますね。
「狗血噴頭」、これは中国人がどうしても我慢できない時の行動です。このいつかは日本に帰化したい私にはあまり似合わないですね。
現在の私は基本的に会員さんの中に溶け込んでいます。
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伝統太極は本来、練習する際に音楽をかけるべきではありません。その理由は、耳が脳にかなり近く、刺激的な音や声は脳の絶対的な静粛を邪魔するからです。もちろん、太極の凄い達人ならば、脳が音楽の振動を感じても絶対的な静粛を守り、逆に体内の内勁で音楽による空気の振動と同調して動くことは可能です。
私はこれを目標にして修行致します。
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