第1906話 青春万歳
- 2020/11/30
- 13:43

このように歳をとってきて、誰も自分の体が思うように動いてくれないことを悔やんだりします。これは私も同様です。昨日は青少年の皆様と一緒に太極拳の練習をしたら、私は少しでも青年時代の太極拳を練習してみようと努力したのですが、本当に硬くなりましたね。私はアホみたいにもう一度自分の青春時代に戻りたい気持ちが強くなりましたね。
10代の私が先代の信頼をいただいたのは、慢架が少々先代に似ていたことがすべてでした。まあ、若かったです。若い体では練習をすれば、基本的になんとかなりますね。10代の私は田舎に住んでいて、遊ぶ物もお金も何もありませんでした。東西南北、それぞれ50Mの町で生活していました。勉強もほとんどしなくてもよいですが、あとは太極拳の練習だけです。私はそもそも、学校のいじめで太極拳をはじめたのです。いじめられないように本当によく練習しました。あの時代は、町では四六時中に殴り合いがありましたね。誰々が力があって誰々を倒して、医者代を払ったとか、誰々がいつも筋トレをしているので、殴り合いでは負けたことがないとか…町の人々はこのような会話ばっかりでしたね。
それもそのはずです。あの時代は小説も映画も演劇もどれも革命の内容であって、革命は面白くないとは言いませんが、人々は一種類のテーマの内容しか娯楽がないならば誰も飽きってしまいますね。私は今日のゲームしか楽しみがな方々の神経が本当にわかりません。人生は色々な楽しみがありますね。特に近代社会は本当にたくさんの娯楽がありまして、体に害がないものを選ぶのは難しいでしょうが、遊ぶものはたくさんありますね。
でも、私の青春時代は運が悪く、遊ぶものは何もありませんでした。よって、太極だけですね。当時の都会の子は、都市のかなり広い町をぶらぶらしていれば、それでも娯楽になっていたと言われていました。私は幸いに田舎にいましたので、都会の子供のように沢山の時間を費やしていなくて本当にラッキーだったと今になって思うようになりました。でも、私は幼い頃には本当に都会の生活を憧れていましたね。特に、世界有数の大都会である上海は、たとえ中国がまたほとんど発展していなかった頃も色々とはっきりと説明できない魅力が沢山ありました。
考えてみると、私がもしも上海育ちならば、太極拳を練習していなかったことになりますね。都会の生徒さんは文明生活が基本であり、野蛮な子供は何故か学校を早々と中退しています。
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この世の全ての出来事はご縁だと感じています。何かの学ぶごととの出会い、人との出会い、良き師匠とそ出会い、生涯練習する武術、自分を癒してくれる趣味…しかし、私はこの歳になって何故か、自分の趣味の時間も少なくなって、なんとか自由時間があっても本当にパワーがなくなってきた気がします。
自分の大好きな写真撮影はこんなに体力が必要だと感じています。若い頃はこうではなかったです。一部の友人は私を慰めるために私にこう声をかけてくれました。あなたは若い頃よりもよりよい作品を作っていることの証拠であると、作品を作るには体力が必要とか、適当に写真を撮るなら疲れないとか…
私は今月に亡くなった太極門の大先生にこう言われたのですが、あなたの師匠の呉英華の開展と、馬岳梁の内面的な重厚差が両方備わっていれば、太極はほぼ完璧になると、まあ、私はすぐに反応できませんでしたが、他派の先生の言葉の中では、どのような巨匠でも太極に世界にいては永遠に完成できるものではないことが含まれています。それはたとえ、私の二人の師匠も変わらないですね。
私が少しでも若い頃の開展した套路を練習して、全身の硬さを感じるくらいならば、自分の太極拳はまだいかにもぼろぼろであるかがわかります。私はまだまだ修行が足りません。私が流れている涙と血はまだ足りないと思います。
しかし、この歳になって、練習できる体力はたとえ太極があまり無理な力を使っていないとしても、我々世代は所詮、若い世代と同じくらいの練習量は無理でしょう。こう考えると私はいつも周りの若者を羨ましく思います。若さと青春は数年または十数年の間のものであって、あっという間に消えてしまうのですが、どんなに毎日のように練習してもできるのは年相応の現状維持だと感じるようになりました。
古代中国で流れていた太極は不老不死の身になることは科学では解釈できないものですが、歳を逆に取ることはもう少し現実に感じていましたが、これは結果的にこの私の甘さです。
研究会では、会員様の記録を私一人で行っています。一人ひとりの現状において、私は若干の動きの異なり基準を差し上げています。
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