第1930話 クリスマスも新年も
- 2020/12/24
- 12:16

最近は先代のことを何故か色々と思い出しています。馬岳梁先生はいつも私に海外の人からのクリスマスカードをご満悦に見せてくれます。これは米国、これはドイツ、英国…先代の二人は本当に海外の学生や弟子が多いですね。
私はクリスマスの楽しみと言えば、ご先生はいつもケーキを用意してくれます。そして、色々と先生が若い頃にシーメンズで働いてた頃の物語を教えてくれます。ドイツ人の手作りのケーキは本当に美味しいとか、しかし、ドイツ人が入れるコーヒーは苦い変な飲み物だから、まったく飲めないとか…面白い話しですが、ご先生の家ではケーキが出されても飲み物は中国茶です。いつも美味しいお茶が出ますが、正直に言って、今の私ならば、ケーキはコーヒーですね。
このように、中国清朝を経験したことのあるお二人はこのように西洋文化を解釈していましたね。年齢的にそんなに変わらない私の祖母と言うと、ケーキにはコーヒーですが、そのコーヒーはお砂糖とミルクの量が多い状態でした。もちろん、コーヒーの味はしませんね。私も実は来日してしばらくは喫茶店へ行くと砂糖とミルクをたっぷり入れるようにしていました。後にカフェショップで働くようになって、ようやくブラックコーヒーになれました。
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今年はコロナで全世界は暗いクリスマスになりそうです。このように暗黒が全世界を巻き込むのははじめてではありません。中国という国は日本にキリスト思想が伝わってから大分経って、ようやく西洋文化が浸透しはじめたこともあって、先代や私の家系はたとえ、西洋人の血が混ざっているとしても中々西洋文化を理解できることは難しかったです。
先代の次の世代では上海生まれがほとんどであり、もっとも開放的な都会では常に色々な形で西洋の影響を受けて喜田ことは事実です。改革開放の最初から、上海人は背広を着るようになりましたね。馬岳梁先生は率先して背広を仕立て屋に頼んで作ったのですが、しかし、根本的な考えというとあの二人は封建社会のままでした。
太極拳の練習をさぼろうとする私に二人はいつも、夜遊びに行く前に練習すべきではないかと警告します。旧正月の前でも同じです。連休では慢架は休んではいけませんよと、若い頃の私は一応、師匠の命令ですので、まあ、それはね、雑念がぞくぞくと出ている中で慢架の練習は普段よりは早く終わりますね。20分くらいだったかなと、今、これらを思い出すと本当に自分で笑ってしまいます。
本日はクリスマスイブです。研究会の練習は普通にあります。そして、私は弟子や学生の皆様には今日も練習すべきと申し上げています。
BUDO-STATION主催の先生達もおそらく、クリスマスは修行をしています。
武術が本当に好きな人はクリスマスも新年もありません。
本日ほどにはっきりした考えはありません。よって、これで終了させていただきます。
よろしければ、一緒に練習しましょう。

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