第1992話 奉仕、助言
- 2021/02/22
- 13:36

先代馬岳梁は人生で色々な人の治療を行なって、知らない人は弟子や学生の紹介で先生はなんとか手助けをしました。もちろん、内勁を使っての手助けは師匠もほとんどしませんでした。これは、たとえ師匠馬岳梁であっても自身の基本内力をくずして人を助けることはありませんでした。太極で得た内勁はあくまでも自身のものに過ぎません。自分自身の為に必要な内勁はいつになっても足りません。人様に分けて上げられる程のものは有り得ないと思います。
先代の指針気功治療はあくまでも自身の虚実の良さで人様の体の連動になります。自身の虚実での動きで病人の体を少しでも良い状態を作り上げることになります。もちろん、内力は体の中ではかなり動くことになりますが、無理して自身の体の外に無理に出すことは基本的にありません。馬岳梁先生はこの指針治療で多くの著名人の疾患を助けました。ハリウッド著名ダンサーのSophia Delzaもその中の一人です。Sophiaはほぼ世界一周して腰痛を治療したのですが、まったく結果が出ませんでした。馬岳梁先生の指針治療でなんとか回復に向かいました。もちろん、先生はSophiaに腰痛の完治は太極慢架を勧め、伝授しました。人間の健康回復は基本的に自分の力で維持すべきだと当流派が長い修練で得た答えです。ご参考いただければ幸いです。
太極を練習する者として、先代はできる限り人々に奉仕をしていました。馬岳梁先生は強制労働させられた頃もかなり疲れたにもかかわらず、労働で筋肉や骨、筋の怪我した一緒に強制労働させられていた同僚の皆さんの治療を行っていました。力が足りなくて強制労働の時に井戸に体ごとに落ちる人がいましたが、瞬時に馬岳梁先生がその人の足を掴み、その命を助けました。
師匠馬岳梁は本当に多くの人に奉仕しました。馬岳梁先生が申すには、「太極須造福於人類」です。馬岳梁先生の一生涯の奉仕は封建社会的な伝授への挑戦でもあります。真面目に懸命に練習する者、一定の懂勁に至る者に対しては自分の子孫よりも色々と教えていました。
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私は45年近く練習していますが、まだまだ、師匠の内面的な実力まではかなりの差がありますが、一定レベルの指針治療は効果が出始めています。
研究会の7年では、できる限りの指針治療をしてきました。これは実は、研究会の経営や宣伝とほとんど関係ありません。研究会とまったく関係ない方々の治療も沢山行ってきました。
これは、太極を教える者は「造福於人類」が根本である馬岳梁先生の教えに従って、なんとか行ってきた結果であります。施術として料金を定めようとも考えていましたが、完全休日であれば、ブログの自分の練習以外は何も考えたくない自分がいて、今日に至るまでまったく無償のままです。全然、後悔していません。西洋医学ではどうにもならない人間のバランスの問題、太極を練習する私はできる限りなんとかするしかありません。
もちろん、指針を行っただけではいけません。日本と言う国ではこれで普通に太極慢架を勧めることはほぼあり得ないです。日本は、お金を払って治療してもらい、完治すれば良いと、しかし、人間の体のバランスから来る問題は、永遠に完全に解決できない問題であって、人の力を借りることよりも自分自身の力で自身の内面的なバランスを整えていくことは一番理想です。
故に、研究会では医者、鍼灸師、施術関係の方は複数在籍しています。もちろん、やめる方もいます。これはあくまでも自分自身のバランスを整えていく覚悟があるかどうか、太極の練習という養生の為の時間を惜しみなく取っておくべきか、それとも人間としての時間を他の娯楽で費やすのか。
世にはただでもまったく養生にならない太極拳というものが沢山並ばれています。
太極拳の為に検索されている方本当に困っていると伺っています。沢山の教室があるからです。しかも、言っている理論もまったく異なります。
太極拳教室としての宣伝は本当に難しいです。営業職をしていた私はしっかりとその難しさを感じました。特にまったく付和雷同ではない見解をする私の場合です。
研究会が一日続く限り、私はできる限りの奉仕も続けるともりです。もちろん、この日本社会に少しでも健康になれる見解を広げていくために…もちろん、研究会はいつまで続けられるのかは、私が日本社会とどれほどのご縁があるかどうかになりますね。
よろしければ、一緒に練習しましょう。

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