第2023話 2021年3月25日
- 2021/03/25
- 11:56

太極を教える立場の人間としては、常に記録し常に研究、常に異なる体の方々の出す異なる修正点と会員さんの共通点を見出すことへの悟りが磨かれているかどうかです。
国を治める人の考え方や組織の長の見解などでは、他のしっかりとした運営方法を研究して自分自身の運営の助けになることは多々あります。ちょうど、世間では二階という国会議員が現職議員の有罪が確定になりそうな時に適当に「他山の石」と軽々しく一言を発したわけで多くの批判を受けたのですが、まあ、国会議員は今でも少しでも漢籍を口にすれば、知識人のように見られるとの錯覚がいまだに消えていませんね。ご本人は詩経の中の、「他山之石 、可以攻玉」を引用されたつもりです。元々の意味は、他国の賢者の見解は自国の参考になり、自身を磨くものとなることです。二階の発言では、ただ、犯罪者河合のことはどうしても賢者には結び付かないことです。一部の政治家が批判しているようなこれはもはや他人事ではないとの見解はかなり間違っていますね。もちろん、二階の引用も間違っています。もちろん、二階の問題はここではないと思います。私は、二階は次の河合になる気がしますね。つまり、犯罪者になります。多くのお金を動かしているからです。
もちろん、この場で政治のことを議論すべきではないです。
私のブログのカテゴリに中にも「他山之石」を設けています。これは、日本の美徳を日々実行している方々と接している中で、自分を磨く意思となるものが多いと判断したからです。
もちろん、世界近代の賢者の見解、古代の賢者の美徳も本当はできれば、自分自身を磨く石として取り入れて参ります。
人間は生涯修正していくべきです。「他山の石」はプラス的なイメージで、賢者の見解で自分を修正する意味です。
河合のことを言うならば、「前車之覆、後車之鉴」でしょう。
日本で言うと、覆車の戒です。二階国会議員、もっと漢籍を勉強してくださいませ。
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もちろん、今日になって、太極の世界で私にとっての他山の石は基本的に存在しません。二人の師匠は世界のトップ人物でこれ以上の見解はないと思います。
他派の太極拳理論で自分自身を磨くこともありません。40数年に培ってきた自身の体の感覚、先代が教えていた感覚、当時が理解できていなくてもいつかは理解できる感覚には一致しています。
非常に傲慢に思われると思いますが、私は、他派太極拳や他派武術で内面的な動きを拝見すると、尊敬する気持ちで勉強させていただくと言ってきました。もちろん、そちらの体の動かし方を取り入れても、自分の内勁に何かのプラスになるとは思いません。これは、他に内面的な動きを習得しようとする方も同様に私の内面的な動きのための動きを取り入れることはありません。
要するに、内勁の世界では、「他山の石」はあり得ないです。
内勁は一番無駄のない練習は大切ですが、一人の人間の悟りも関わっています。
内勁は、世のすべての自然科学と関係ない分野であり、世の当たり前の見解は古代中国内勁練習とは基本的に関係ありません。ご注意ください。

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