第2025話 2021年3月27日

十人十不知という言い方もあれば、十人九不知という言い方もあります。
はっきり言って、制定太極拳が流行るようになってからはどうもすべての太極拳は簡単になったと言っても過言ではありません。套路も短くなったし、覚えれば習得したとの結論を出すようになります。もちろん、簡単ですよとでも言っていれば、多くの方は太極拳教室に気軽に参加できます。
では、太極は果たして簡単だろうかというと、まあ、簡単だと思います。もちろん、正確な動作で慣れていれば、太極は段々と簡単になるわけですが、もちろん、何事も継続することは簡単ではありません。世の中の如何なる仕事もたとえ三年でも続ければ、嫌になってしまうわけです。近代人の多くはちょくちょく、お仕事を変えるのはこれですね。
ところで、世の中の多くのプロは生涯に渡り一つの仕事を続けることを誇りに感じています。写真家は中々定年しないですし、画家も生涯現役する方が多いです。楽器演奏や声楽家は体が根本であって、体力がなくなれば、基本機能が低下すれば、音楽人生は難しいでしょうが、画家さんは凄い方だと病床の上でも作品作りをしますね。
武術家は強さのために毎日のように練習を続けるのは当たり前です。知り合いのBuds-stationの先生方は本当に年中無休で武術を練習していますね。まあ、私も一応毎日のように練習しております。武術家ならば、毎日のように練習することは、画家が毎日のように絵を描くと同じです。プロは、毎日のように自分の専門を磨くことは当然のことです。



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このような考え方から、十人十不知、または十人九不知の見解が生まれました。
十人九不知は一般的に師匠が弟子にかける言葉です。まあ、少し傲慢な態度ですね。お前らは生涯練習しても俺を超えることはないと…これは、自信の現れでもあります。確かに、少々は毎日のように練習していれば、生きている間では弟子に負けることはないでしょう、
十人十不知は基本的に師匠が自分自身にかける言葉です。太極は永遠に完成できない限りのある人間的な挑戦であり、師匠はいつになっても自分自身の体で太極の理想的な状態を表現し解釈することは有り得ないでしょう。まあ、どちらかというとこれは謙遜な態度です。

私はこのように話しをすると、太極拳を考えている方々はおそらく躊躇しますね。どこの教室も太極は簡単だと言っているのに、ここの教室だけはややこしくて、難しいようで簡単なようで、なんか、私が書くブログはお酒の席では絶対的に似合わない難しい話しであるとも言われています。
まあ、写真家の専門的な話しも当然、お酒の席では合わないと思いますね。もちろん、写真家同士では一杯をともにしましたら、それはそれはと、専門知識のぶつかり合いで大いに喜ぶことになるはずですね。

たまたま、写真の世界の色々な内部事情をかなり知っており、例を挙げるとしたら私も自分自身がある程度知っている分野のことに触れるしかありません。世界の多くの国で、多くの撮影愛好家はかなり時間をかけて色々なテーマの撮影をしています。プロではないですね。ただ、写真が好きで真面目に撮影し、色々な写真講座も積極的に参加しています。私の知らない分野の愛好家もきっと真面目に自分自身の趣味を堪能しているはずですね。
もちろん、プロになった写真家や画家の一部は適当な作品を作っている人もいますが、世の中のすべての分野は基本的にプロ意識というものがまったくないと基本的に成り立ちません。たとえ、日本国のハイアマチュアレベルの写真愛好家にしても今日ではもしかしてプロの方とほとんど変わらないほどの実力者もいます。
健康太極拳だから、適当にやればいいやと…地元の一部のご婦人の方々は私の教室に首を突っ込んで、自分たちは健康になる太極拳をやっていると言いに来る失礼な行動でなんとも私に接触してきましたね。私はどのように答えればいいだろうかといつも困っていますね。
緊急事態宣言では、私達の教室の一部の会員は自粛されました。でも、その中のほとんどの会員様は自宅でも真面目に練習を続けています。本物の呉式太極拳ならば、祖先呉鑑泉の元々の設定では僅かなスペースがあれば、慢架の練習はできますね。
今回、私の一名の70歳を超える会員様は緊急事態宣言の自粛中に毎日朝5時起きして慢架を練習していました。夕方になると2回目の慢架を練習して、夜の9時になると必ず横になって、就寝するように習慣づけています。
健康を維持することは、世の中のどの専門分野よりも難しいと感じております。私のこと身勝手な見解は多くの医者も実は賛同しています。
私たちの教室で練習してみませんか。生涯学べる内容を持っております。武術も健康も、皆様が続けることできっと豊な身を結ぶようになると確信しております。