第2114話 2021年6月24日
- 2021/06/24
- 12:12

呉鑑泉の訓示が整理してきた祖先の秘伝の中から見つかっています。もちろん、これは、私も幼い頃に伺ったことがありますし、基本的に二人の先代は入門する人間の誰に対しても祖先の訓示を教えているはずです。逆に、馬岳梁先生の門下でこの訓示が知らない人は、偽物の可能性が大きいです。
呉鑑泉訓示
良賈深藏若虛君子盛德容貌若愚卻己之私慾驕氣養天地之和氣俯仰無愧愛人如己吾所以告子者如此而已
わかりませんよね。まあ、私は明日でも世界堂に行って筆を買い、真面目な弟子には汚い書にして差し上げたいと思います。
もちろん、翻訳をしないと日本人の誰もおそらく理解できないです。そうそう、古代の中国語は句読点がありません。日本語の古文は確かに同じですよね。これは、日本語学校の校長が私達に堂々と教えてくれました。「日本語には句読点がないよ。中国語と違います!」と、まあ、当時は世界先進国の日本人が言うことは何でも正しいという印象でしたね。
良賈深藏若虛,君子盛德容貌若愚,卻己之私慾驕氣,養天地之和氣,俯仰無愧,愛人如己,吾所以告子者,如此而已。
大体の訳はこうです。もちろん、句読点を入れました。これは実際に「史記」の言葉であり、若き孔子が老子に道を問いだ時に老子が孔子に送る言葉です。
よい商人は、その見出しを表に表すことがなく、徳が満ちる人間は庶民のような振る舞いになります。自身の欲望と傲慢を除き、天に対しても人間界に対しても和やかな気持ちで接するべきです。天を見ても、地を見ても恥じることがなく、人を自分のように愛しなさいと、我が汝に教えられるのは、このようなものです。
[いったん広告です]BUDOカレッジにて、呉式太極拳の精髄を明かす「太極拳講義(全24回)」開講中です。東京方面への通学が難しい方、座学にて理解を深めたい方、是非お申し込みください。
ブログは広告の下へ続きます。

これは、私は今でも全然、修行が足りていないと感じています。
太極の修練は、実はこのようなものですね。これは、今後の研究会の中でもまた、できる限り広げていきたいと思います。
中国の史記、これは日本国の多くの元号もこの伝記から言葉を使ってきました。
もちろん、今の日本語の元号は国籍です。漢籍と関係ないと言われています。まあ、次の元号くらいはもうアルファベットでもよいと思います。平仮名や片仮名だって、中国の草書から来ていますからね。
呉鑑泉は四季の言葉で弟子を教えていました。
なんと感動的なことですね。
呉式太極拳はいかに道の啓示からきたものかはこれで皆様が少しお分かりになったのではないかと思います。
とにかく、偉人は皆、目立たないはずです。
いやいや、大したことがないよと、このくらいはまだまだ、だめですよと…
実際に、太極は永遠に終わらない訓練になります。
人間はいつか死ぬことになる以上、太極は完成のできない訓練になります。
太極を練習したことによって、私たちは人間の本当の弱さは知るようになります。よろしければ、一緒に練習しましょう。

スポンサーサイト