第2132話 2021年7月12日
- 2021/07/12
- 13:25

太極では、人間の骨格を子供が遊ぶ積み木のように例えられています。人間は基本的に腕以外の部分は骨の上に骨が重なり、長い間の重力で人間は骨と骨が積み木にように重なっていれば、人間の骨格は徐々に石灰化になっていくのが定めです。骨と骨の間には椎間板とか半月板のような緩和がありますが、歳と共に摩耗も変形も避けられないわけです。
太極の理想は、椎間板や半月板の代わりに一本ずつの骨が実際に重ね合わせていない状態です。つまり、内勁によって、人間の骨格の一本ずつが浮いていることです。専門用語でもう少しと「収斂入骨」になります。もちろん、「収斂入骨」というテーマは中国国内のネットではかなり流行っています。観音菩薩のような説明も、キリストが水の上で歩くような説明もあります。日本国の出版物にもこれに似た説明があります。
「収斂入骨」は、それなりの独特な体の動きが必要になります。力いっぱいで人を飛ばすならば、私は基本的に空手をお勧めします。日本の空手ではなく、欧州の重量級の空手選手をお勧めいたしますね。本当に強いですよ。ネットで動画を拝見していると、いわゆる力いっぱいの推手は勝てるわけがありません。私は一部の民間の推手に警告したいと思いますが、力いっぱいでご婦人の方を飛ばしたり倒したりして、これは強さでも太極勁でもなんでもありません。女性の方に太極勁を見せる為には、女性の方よりも少ない力ではないといけません。
「収斂入骨」の理屈は、全身の骨の一本ずつがすべて単独で動かせることになります。これは当然、この私なんかはまだかなりの距離があります。太極勁の世界では、紙一重レベルの実力差が数十年の修練もかかってしまうことがほとんどです。
体を壊しながらで武術を強くなることは簡単です。かかる時間も短いですが、もちろん、この強さが維持できる期間も長くないはずです。太極は無理なく強くなっていくわけですので、徐々に強くなることは当たり前です。健康を維持しながら強くなることは当然、簡単ではありません。
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僅かな力で人を動かすことは当然、簡単ではありません。意外にも、人間は自分自身の骨格が色々な問題に巻き込まれているのを知れば、太極の練習もかなり進みます。実は我々は、自身の骨格の色々なところが動いていないことへの認識はかなり低いです。
多くの太極拳教室で無理して骨盤を回転して、これは腰を動かしているとの説は、自分の腰椎が動いていないことが理解していなく、感じていない証拠です。
人間の体ではまだ、多くの分野で無解決のことが多く存在しています。近代医学でも原因不明の病気や痛み、治療方法がない病気もかなり存在しています。現在は、人間の体で抗体ができていないことで全世界で多くの人間が命を落とし、医学的でどうにもならない状態が続いています。無郎な政治家による管理の杜撰さはもう論外ですが…
コロナは、人間がいかにも弱いのだと教えてくれました。私は宗教のように人間が弱くて神は強いような言い方はしたくないです。現実、コロナに対しては、人間がいつか新薬を開発で成功して人間を助ける結果しかありません。
人間が助かった時点で多くの宗教家はきっとこれが祈りが神に通じたと言うでしょう。私はこの言い方は否定しません。
しかし、人間の体をコロナより守るのは我々自身です。太極をお勧めします。私達の研究会をお勧めいたします。
池袋教室ですが、池袋各線と要町駅の二つの駅が通えられます。真面目に太極を練習したい方を募集しています。

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