第2142話 2021年7月22日
- 2021/07/22
- 17:01
8月下旬に新しい太極専門書が出版します。より多くの方へ拡散していただければ幸いです。以前の私の理論書は4000部くらいは売れましたが、今回の目標はまず一万部です。ご購入の皆様がこの理論書をご納得していただければ、どうぞ、周りの方々にもお勧めしください。

先代曰く、「務使全身松開、気血貫入、日久自成内功」このような見解は当然、今日の世の中のいわゆる内勁を練習しているどなたも理解できないでしょう。一般的に、中国語の全身松開は、筋肉のことだと簡単に解釈されてしまいますが、ここでは人間の体の根本はどこなのかという問題に関して、私はこれから正解を色々な場面で語っていくつもりです。来年の北海道で開かれる予定の日本東洋医学学術総会で気について説明するようになっておりますが、これからの原稿作りで人間の体を支えるのが筋肉ではなく、骨格であることをできる限り説明をします。もっとも、簡単に説明しますと、筋肉は基本的にどんなに硬くても石灰化することはないですが、人間の骨格は関節がなくなったり、骨同士が合併したり…そして、骨自身が徐々に枯れ果てていくことによって、我々の体内の陰陽五行がかなり乱れてしまうことが中国古代の医学でこう考えていました。日本国の東洋医学は長い歴史の中の変化かなり激しい。人間の体のバランスから来る中医は現在ではかなり異なる形で表れています。
務使全身松開、これは当然、骨格の松開になります。人間の根本は骨格です。人間の関節がすべて石灰化になれば、人間の生命は基本的に終わりです。人間の椎間板や半月板の磨耗によって、骨と骨の状態がアンバランスになれば、人間は基本的な機能や陰陽五行のバランスも当然崩れます。人間は、膝の半月板が壊れて、軟骨もほとんどなくなれば、五臓五腑への悪影響も普通に出ます。一箇所の関節の損傷では人間の体全体に悪影響がでます。
気血貫入、これは当然、我々の普通の関節もまったく動けていない関節もまんべんなく開かれ、この状態になるまでも相当時間がかかりますね。内勁が、各関節(ほぼすべての関節)の間に入って、骨格全体を動かすことは当然、「日久自成内功」になりますね。自ら、自動詞的な解釈です。成るという言葉もはっきりとした自動詞です。私は日本語の中の自動詞がいかにも太極的な存在とずっと話して来ました。
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本日の論点ももちろん、8月末に出版する書籍に取り組んでいます。いかに付和雷同の太極拳理論書から離脱しなければならないのかは今回の出版物の特徴であります。もちろん、本家の意地をかけて書き上げた一冊です。よって、固定観念をどうしても捨て切れない方は今回の「太極拳講義」をお勧めしません。
実際に、既に3冊目の太極の書籍を書き始めています。その名は、「太極探密」です。もちろん、今回の書籍よりもかなり難しいです。そして、自分はこの世を去る時まで間に合わないような気がします。できるならば、私のところで練習している若者の誰かが私が書き終えない書籍を完成してくれる方がいれば嬉しいですね。もちろん、かなり難しい書籍ですので、太極への理解が必要です。
これからは徐々に、当研究会を知らない方に徐々に太極を伝えていきます。
池袋教室ですが、池袋各線と要町駅の二つの駅が通えられます。真面目に太極を練習したい方を募集しています。
コロナで一部の会員はご連絡もなく消えていきました。今ならば入会できます。
未来館大明が使えることを祈っています。

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