第2145話 2021年7月25日

8月下旬に新しい太極専門書が出版します。より多くの方へ拡散していただければ幸いです。以前の私の理論書は4000部くらいは売れましたが、今回の目標はまず一万部です。ご購入の皆様がこの理論書をご納得していただければ、どうぞ、周りの方々にもお勧めしください。


師匠馬岳梁の見えない速さは今でも思い起こすとなかなか人生をかけても到達できないと感じています。何故、動いていないのに私が倒れたのかは今になってその理屈はわかるようになったのですが、太極の神秘は、理屈がわかっていても結果的にそれを真似することはなかなかできません。これが太極ですねと、もしも、師匠が今でも生きていたらきっと私にこう教えてくれたのではないかと、それは今になったら推測しかないですが、なにせ、師匠が去ってからは同門の中でも師匠とほぼ同じ感覚の体使いは一人もいません。そして、今日の鑑泉社の巨匠の皆は本当に平気で我々の代では誰も馬岳梁先生の凄さまで到達していないと堂々と喋っています。
確かに、師匠のレベルまでは確かに簡単ではないですが、しかし、師匠が残されている「太極拳講義」があるのではないのかと、私は常に自分自身にこう言い聞かせています。今回、これをなんとか日本語にして、日本で一人でもその文書に惹かれ、馬岳梁先生が辿った道を練習できるようお手伝いしたく今回の出版に至りました。今回の太極専門書は太極が内勁であることを最大限に説明しています。そして、弟子の日高は懸命に中国近代史にも相当研究を重ねていて、太極が道から来るものであることを最大限に証明していることを私は確信しております。そして、書籍は太極勁についてできる限り説明しています。唯一残念なのは、このわたくしの修行不足で馬岳梁先生の実力よりもまだかなりの差があって、「太極拳講義」が描く凄い太極勁の数々、私はすべてを完全に再現できないわけです。しかし、これは先代ともっと昔の凄い先生方の知恵であって、私は少なくとも文書だけでも残しておきたいと考えています。今回はその一部が実現できました。弟子と多くの出版関係者に感謝いたします。
本を書くことは本当に難しいです。私も一時、自分の自叙伝のような小説のようなもんを描こうと思ったことがありますが、周りからは本当に白い目がかなり目立っていましたね。そして、中国人小説家が書かれた「時が滲む朝」という本を拝読したところでは私は一瞬にして自分の能力の無さを感じるようになりましたね。もちろん、自分の自叙伝なんかはすぐに泡へと消え失せた様でした。あの頃は確かに、自分も色々と自信がなくなり、なんと太極拳の練習もなかなか集中できない様子でした。
自分自身がどれほどに弱く、少しのことですぐに動揺しやすい人間であることは今になってもそんなに変わっていない気がしますが、人間はどちらかというと常に動揺していれば、その人間の神経も太くなるのが常識のようです。しかし、太極や道の基本からすると、人間はいかなる波風でも動揺しないのが望ましいです。昔、多くの先人が山奥の隠居生活を楽しむことは、これ以上もこれ以下も何もなくなれば、人間は一番健康的であって、その中に潜む喜びを堪能すればよいとの見解は今の近代人の中にも実際に存在しているようです。



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凄い理想を語っていれば、人間は実際にすぐに現実に引き釣りされてしまいますね。少なくとも、私達は今は現実に生きています。
先ほと、午後のレッスンを終えて家路の途中では、すでに多くの人が酔って、町で大声を出して道ゆく者を威喝していましたね。新秋津駅の真前のバス停の真前で酔っ払いが立ち小便。町はかなり普通状態に戻りましたね。非常に心配しているのはもっと感染が拡大したところで、しかも、緊急事態宣言はもう国民にとっては麻痺状態になったとして、日本国はどうやってコロナ感染を止めるのかのことです。
かなり余計な心配ですね。しかし、今の政府はかなり無能であって、１５ヶ月があったにもかかわらず、東京五輪はどうしても緊急事態宣言下で開催しなければならなくて、国民のせっかくの楽しみもすべては無観客試合で消えてしまい、非常に無責任な五輪開催ではないかと感じています。もちろん、これはあくまでも私の個人的な見解であり、特に何処かの団体を代表することではありませんので、ご了承いただければ幸いです。

私が国の担当者であれば、私が五輪担当相であれば、私は一年前から国民の皆様にこう声をかけていました。
皆様、今は確かに緊急事態宣言が解除されましたが、感染が完全に抑えたわけではありません。そのために五輪も延期になりました。皆様の努力によって、来年は普通に五輪が開催できることになります。私達は緊急事態宣言が解除してもなんとか感染しやすいルートを避け、懸命に体を鍛えてなんとか一日でも早く感染を無くして、来年は本当に楽しく世界の五輪を楽しみましょうと（2021年）、国民の皆さんはしっかりと説明をすれば理解してくれるはずです。日本国民は優しいです。

もちろん、横柄な人もかなりいます。地元では最近、飲んで夜中に大声を出しての大騒ぎがかかり増えています。去年の夏には二軒先の一軒家では夜中に玄関先に寄った人間がこのまま倒れて寝ていました。三年前の夏には池袋の地下街で酔った武道の人間の凶暴な手を止めたことがあります。
世の色々な身勝手な行動への罰則を強めればよいではないでしょうか。立ち小便は科料50万円とか、よって、人を威嚇したら科料30万円とか、日本や米国は一見、自由な国に見えますが、自由があり過ぎていて、身勝手な行動をする人間は基本的に罰則の対象になっていないことは有事の際では必ず大きな災いになります。米国はまた、再び感染拡大しましたね。ワクチンはだいぶ摂取されて来たではないでしょうか。本当にどこまで効いたのかはその信憑性はどんなもんだろうかとどうしても疑ってしまいますね。
若者の野放し状態も深刻に感じています。都心の町で騒いでいるのは各大学の学生が一定の数を示しています。大学ではどう考えても自由があり過ぎますね。
社会が乱れると、色々な商売も展開しにくいです。多くの個人事業はこれからが正念場です。

なんとか体を動かして、感染に勝ちましょう。家にいるとあまり安全ではないようです。
これからは徐々に、当研究会を知らない方に徐々に太極を伝えていきます。
池袋教室ですが、池袋各線と要町駅の二つの駅が通えられます。真面目に太極を練習したい方を募集しています。
コロナで一部の会員はご連絡もなく消えていきました。今ならば入会できます。

未来館大明が使えることを祈っています。