第2180話 2021年8月29日
- 2021/08/29
- 08:41

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今回の理論書は、世界の固定観念への大挑戦です。昨日は用法について説明し、対局では世の中の当たり前の用法で太極を解釈することは基本的にできないと申しました。本日は、理論書にはおそらく直接言及していないでしょうが、「懂勁」について少し説明したいと思います。
世の仲では、手が早いと「懂勁」だとか、力がいかに集中すれば「懂勁」だと解釈する者もいますが、実際に、太極本来の懂勁は自分自身の体のどの部分が動けていないことへの認識が大切です。例えば、昨日の盘手練習では一人の会員さんが私にこう質問しました。「先生、盘手の時になんか自然と足が何となく不安定で少し調整してもよいでしょうか」と、これは他の鑑泉社教室の先生ならばきっと、却下との結果になったと思います。定歩推手でその名前の通りに両足は基本的に移動しないことは当たり前です。でも、私や先代の見解は異なります。このような質問になると結果的にこの方は自然に立とうとして、力で何とか安定に立とうとしない努力していることはこの私にはわかります。
こういうのが実際の懂勁になります。今日になって、どの流派もしっかり立つことを大切にしていると思います。立てないと推手では基本的に動いてしまうという負けの結果が出るからです。果たして、負けない為にしっかり立つ練習は懂勁と言えるのでしょうかと、これは今まで私が何度も問対提出している議題ですが、今日になって、私は日本国だけではなく、中国国内でも私のような見解は絶対的に少数派になるのは必然的でしょう。
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BUDOーSTATIONの先生の一人とも死んだ立ち方について話し合いをする機会がありましたが、太極は見た目では一番格闘技より遠い武術であって、一般的には制定太極拳は馬鹿にされて、伝統と名乗っているところでは正直に申すと動きがあまりにも武術から離れているのならば、それはそれは誰が見ても使えるもの、戦えるものと異なるわけでしょうね。こう考えると私も同様に世の中の多く格闘だと言っているところの練習を拝見していると、それはそれは、死んだ立ち方をしているところはかなり多いですね。もちろん、格闘技の中での死んだ立ち方は太極の死んだ立ち方よりもかなり危険ですよ。格闘技の中での死んだ立ち方は直接攻撃されて倒される結果になります。
一方、太極は基本的に倒さないので危険度も当然低い。そして、太極は基本的に人間は動けない骨格が正しい訓練で徐々に動かされると、実はその時に我々は自然と重心が不安を感じます。
私は元々、太極拳の練習の中で常に重心の不安を感じることは正解だと認識しています。これこそ、王宗岳太極拳論の、「一羽不能加、蠅虫不能落」の現れです。
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なんとか体を動かして、感染に勝ちましょう。家にいるとあまり安全ではないようです。
これからは徐々に、当研究会を知らない方に徐々に太極を伝えていきます。
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