第2268話 2021年11月25日

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自分の教室内の会員や弟子の進歩はかなりのものがあります。昨日は練習の際に一人の会員の方に太極推手の基本手形と纏糸勁の関連性を実演で説明したところ、私は特に纏糸勁が螺旋の勁路であることも説明していないし、実際にかけた螺旋の経路も本当に絶対に感じられないほどの変化でしたが、今の入り方は螺旋であるとはっきりと認識されましたね。正直に言って、これほどの敏感度の方はいまだに経験したことがありませんね。
人間が出す力の形は通常だっとはっきりしています。私達の五大流派も今日になれば、纏糸勁ははっきりとした体全体の螺旋の動作で行うのはごく当たり前になりましたね。中には五大流派家元と言っている巨匠の動きを拝見すると、腕だけで螺旋の動きを行なっているのではないでしょうか。これで巨匠、これで纏糸勁だと言われれば、真面目に40数年も太極を練習している私は理解できません。当然、私は巨匠の皆様とてを合わせる機会もないし、合わせる気にもなりません。まあ、これらの人体の状態に反する適当な人間を潰すのは狂人格闘家にお任せしますね。狂人格闘家はもう少し丁寧に物事を語れるならば、もう少しレベルの高い中国武術家と手を合わせれば、彼のマイナス的なイメージも無くなりますね。私は少なくとも彼の考えが間違ってはいないと思います。もちろん、中国近代の武術の複雑な事情も知らないのに、今日の中国国内の伝統武術はすべて偽物のような適当な番組を制作してしまう日本国のトップテレビ局は元々、かなりレベルの低い番組しか作っていませんので、私がいくら悩んでも問題解決にはなりません。悩んでも解決できない問題は今後、私は悩まないようにしますと、これは自分も何度も自分自身に言い聞かせていますが、中々実現できない自分の人間力の乏しさで正直に悔やんでいます。
いつも励ましてくれるのは教室の皆様の進歩です。私が全身でかけたほとんど直線の螺旋を体でこれは螺旋であることを感じるだけで、会員の皆さんの練習はそれなりに超人的な進歩を成し遂げているのは確かです。これほどに進歩が早いのかと私も正直に驚いています。
私は今になっても結果的に自分が師匠馬岳梁を越えていないと自覚しています。おそらく、この世を去る日までは実現できそうもありません。研究会の若者も一般人も、これほどの高い天性や悟性が備わっているのならば、いつか自分を超える人間が出る可能性は見えました。これほどに嬉しいことはないですね。あとは、生活が安定できることで毎日の奮闘あるだけです。コロナ禍で私も多くの方と同様に生活がかなり狂っています。これは、自分一人だけのことではありません。火曜日、未来館大明の理事長の方と少々立ち話しました。ともにコロナウィルスの終息を祈りましょうねと、このような会話を交わしました。この一瞬、私は会員さんとの4時間の練習の疲れは嘘のように消えましたね。人間は、気持ちだけ変われば、体もこれほどに変わることに正直に驚いていた瞬間でした。



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本日の意の見解です。
纏糸勁は当然、意によってのみかかります。纏糸ですので、僅かな力ではないといけません。力いっぱいでの螺旋ならば、纏糸ではなく、纏ロープになりますね。
纏糸勁は、体のどの部分も糸一本を蚕のから引っ張り出すことができることです。指先で蚕から糸を軽く出すことは、スポーツが嫌い小学生もできます。逆に力いっぱいで螺旋動作で人を倒すことは、総合格闘技の方々の方がもっと強いはずです。
纏糸勁は体の動けていない部分まで軽く動け、ものすごい不器用なところもかなり器用にならないと当然、太極の意は通りません。　
太極の意とは体の内面が同じ状態で繋がっていて、かつ、骨が内勁によって動かされ、筋肉も動かされることになります。
意は適当に語れないことが分かりますね。

毎日のように太極の意を語っております。
意の見解がなければ、太極を語る意味もありません。
太極は内勁の練習です。太極は意の練習です。

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今回は太極専門書として、是非とも、皆様に知っていただきたい秘密を公にしています。どうぞ、周りの方にもお勧めください。固定観念への挑戦のつもりでこの「太極拳講義」を書きました。実際にこれは私個人の見解ではなく、祖先呉鑑泉の見解です。
なんとか体を動かして、感染に勝ちましょう。家にいるとあまり安全ではないようです。
これからも徐々に、当研究会を知らない方に徐々に太極を伝えていきます。
真面目に太極を練習したい方を募集しています。
コロナで一部の会員はご連絡もなく消えていきました。今ならば秋津公民館の水曜日と土曜日教室は入会できます。

新型コロナウィルスが一日でも早く終息することを祈っています。