第2514話 2022年9月28日
- 2022/09/28
- 09:35

現在の太極拳の世界では、打撃がかなり重んじられていますね。これは、世界のどの国もほぼ同様に展開しています。太極拳は本来、武術の一種であることは間違いありませんが、太極はどのような武術だろうかと言われれば、それは、王宗岳太極拳論を読めば、一目瞭然ですね。
しかし、近代人はなんだか難しい文書が嫌い、ちょっと体を動かせばすぐに強くなったり、武術は簡単だと言ってしまえば言っている人間も立場ち巨匠になります。よって、若者の多くは太極拳も色々な武術も簡単に習得できると信じてしまうのですね。一つの武術もろくに練習していないのに、すぐさまに他の武術を出すってことは本当に真摯に武術と向き合っているとは思えません。一般的に考えると今日の世界の多くの武術教室は結果的に生徒さんが入会して、お金払ってくれればそれでよいと、今日一日でもお金くれれば、今日という一日を適当に教えるところもありますね。
まあ、私はこのような現状を描き続けています。ブログの描きはじめの頃から書いて来ました。当時では毎日のように色々な武術教室の主催者が毎日のように書き込んできます。「俺は、毎日真面目に教えているぞ」、「俺は毎日真面目に学んでいるよ」と…それは私には関係ないことですので、私は今でも色々な方をブロックしていますね。Facebookのブロック、電話番号のブロック、メールのブロック…世の中に本当に付き合えない人が多いです。武術の観点にしても、社会人としても、武徳にしても、同じレベルではないと人間は基本的にお付き合いは不可能だと感じました。
ところで、太極拳は果たしてどのようなものなのかと、これは実際、太極拳を教える人間の数ほどに答えがありますね。今日の中国のネットでも、何故このようになったのかと多くの文章が時々現れます。新興太極拳流派の開祖が総合格闘家にボコボコされる動画も出回っています。日本のいわゆる国家テレビは何も学習せずにして、狂人格闘家が偽物伝統中国武術を潰す番組を作って、中には、現在のいわゆる伝統中国武術はほとんど偽物だと言いましたね。テレビ局は日本人の多くも今現在、伝統中国武術を教えています。その簡単な偽物の一言で多くの日本で伝統中国武術を教える日本人も中国人もそれなりの悪影響を受けると私は感じました。
自分はダメもとで日本の外国人生活相談電話をかけました。相談員は英語で出られまして、私は普通に日本語で話しました。相談員は日本人の方であると、最初の英語の会話ですぐにわかりましたので、日本にしました。私の話を聞いて、相談員の方は解決できないとはっきり言いました。上席に報告するとも言っていました。
太極拳だけではなく、多くの伝統中国武術は今の時代では色々な誤解を受けることは避けられません。
多くの偽物中国武術で武術愛好家が一番困っています。私の弟子の数人は自分にこう教えてくれました。太極拳をネットで検索すれば、沢山の教室が出ます。言っていることはどこも違います。h本当に迷いました。
このような現状は、中国の近代史の中での幾度に渡る動乱や改革の産物です。これだけはどうしようもありません。
私は一日でも太極を教えていれば、正しい内容を皆様に伝えていくのみです。

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