第2515話 2022年9月29日
- 2022/09/29
- 12:12

武術は毎日練習するものです。声楽家も毎日発声練習します。ピアニストは週一回の練習ならばその実力はたちまち下がります。工場の職人さんは五月の連休開けで久しぶりにハンマーを持つとどうしても違和感がありますね。中国では、「拳不離手、曲不離口」という四字熟語があります。プロは毎日の練習、毎日の修行が必要です。
学生は毎日のように勉強します。会社員は毎日働きます。これは人間としての責務です。学生が勉強しなくて、会社員は働くて、農民は畑を耕さなくて、これは今の中国政府も否定している中国の大躍進の頃の中国です。同じく現在の中国政府に否定されている文化革命も似た感じです。はっきり言って、文革命の頃に中国と交流があった団体はどうしても文化革命の頃に似た経営管理になります。本当に不思議ですね。
そもそも、文化革命の頃の中国と深い交流をすることはどうかと思います。あの頃、中国は確かに来訪の外国人には相当優遇していましたね。高級ホテルは基本的にパスポートがないと入れなかったです。もちろん、外国人と接触できるのは限られている人間です。あの頃のいわゆる両国の交流は、中国の限られている人間になります。太極拳に限っては、当たり前のように制定太極拳や農民の流派になります。伝統太極拳の信憑性は時間をかけて立てていくしかありません。もちろん、伝統太極拳はどの国においても国のお勧めはなく、自分達の実力展開していくしかありません。呉式太極拳は中国国内のネットで私の教室を懸命に宣伝してくれていますが、日本ではあまり影響はないですね。中国語が読めません。中国のネットに辿り着くこともありません。日本人は基本的に「太極拳」で検索します。中国のネットは基本的に「太极拳」という感じになります。
中国の民間太極拳は、一定の専門知識や近代歴史によって、一定レベルの認知度があります。日本はありません。はっきり言って、伝統太極拳だと名乗っているところの太極拳は民間で納得いく実力や技能を備わっていなくて、よって、伝統太極拳の全体のイメージもかなり下がりました。特に日本です。
日本の制定太極拳もレベルが高いとは言えませんが、民間の伝統太極拳よりはレベルが高いと思います。人々は自然とレベルの高いところへ流れます。
ところで、話題が変わりますが、日本の武術、武道の練習は本当に足りないと思います。週に一回、週に二回の練習は絶対に足りないと思います。もちろん、近代社会の人間は色々と忙しいですが、週一回の練習は仕方ないですが、私は皆さんに毎日のように練習することをお勧めしています。同門の人達は私が一応プロだから、毎日のように生徒さんと一緒に練習するから、練習量も当然確保されていると言われました。自分は日本で24年間も太極拳教室を経営していません。ほぼ毎日のように練習していました。連続して70数時間も仕事の時に一日だけ太極拳の練習はできませんでした、若い頃に骨髄の提供で二週間ばっかり練習できませんでした。来日してからはこのくらいの日数で練習をさぼりましたね。自分はそこそこ、練習していますね。
武術が好きならば、練習します。稽古します。

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