第2547話 2022年10月27日
- 2022/10/27
- 11:01


没頭していれば時間は早く過ぎると、これは自分達が来日した頃に色々な会社の管理職が教えてくれたことです。我々は当時、社会主義国家でかなり適当な仕事していたこともあって、いきなり日本に来た頃は日本の勤務の強度にびっくりしました。同じ頃に日本に来た人たちが会えば、あの頃のことをよく口にします。もちろん、今になって私と同じ頃に来日した面々の多くは相当成功しました。企業を持つものも、レストランの経営で成功したものもいます。私なんかは多くの成功者からすると微々たる者です。
もちろん、今の中国は命をかけて仕事する人はかなり多いです。今の留学生はほとんど富豪のこともであり、実際にアルバイトをする人はいません。もちろん、留学生と言っても、日本にいても勉強しないし、実際に中国国内では本当に二流三流の大学しか入れないので、日本の二流三流大学ならばまだ簡単に入るかもしれません。はっきり言って、この40年間中国の変化はかなり激しいです。貧富の差は益々開けています。二流三流の小さい都市も大企業の高層ビルは新宿並みですが、庶民の生活は大都会に流れている多くの農民工の生活を見れば一目瞭然です。
結果、世の中の貧しい人間は決して頑張っていないわけではありません。富豪は結果的に運がつきものです。これに投資をすれば、この商売をすれば絶対に儲けると…商売は結果的に感であります。知り合いは100万円くらいの基本金でパソコン2台で企業も生産も何もせずにして、今はおそらく50億くらいの資産があるのではないかと思いますね。しかし、私は素直に考えたのですが、世の中は絶対にすべての人間がこれで成功できる可能性は無に等しい、たとえ世の中の誰もパソコンだけでわずかな基本金で大儲けできるならば、その儲けたお金で買い物ができなくなりますね。わかりやすく言えば、誰も生産しないから当然製品もありません。つまり買うものがないからですね。世の中のデジタル資本が増えれば、世の中は購入できる商品が少なくなります。中国の農民の多くは、畑では儲けが少ないから大都会で工事現場の仕事をして、より高い給料は得られたのですが、畑の仕事をする人はだんだん少なくなっています。買える食料は少なくなります。国は食糧の輸入しかできないと…これは悪循環ですね。
しかし、自分は今になって文化を伝えていくことを決心しております。
文化はデジタル資本でもなければ、文化は基本的に製品という形も見えません。
文化である太極はいかなるものだろうかと私は毎日、会員の皆様と一緒に考えながら練習しています。「研究会」という名前はいつかは変えたいと考えていますが、文化は押し付けるではなく、文化は一種の共有であります。少しでも太極思想が日本で広げるように頑張ります。
よろしければ、一緒に練習しましょう。

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