第2579話 2022年11月28日
- 2022/11/28
- 07:23


昨晩では、日本はそんなに強いとは思わないチームに負けたと報道されています。サッカーはチームの団体力と監督の采配で勝てるわけです。ワールドカップはまた、国の威信を掛けてのすごい戦いであり、名監督ならば弱いチームでも勝てる可能性があり、強いチームでも采配がちょっと外れれば、普通のチームに負けることもあります。
もっと日本監督のオシム先生は本当に凄いと思います。私は彼に10年間位でも日本チームを率いてくれれば、日本選手はもっとサッカーを理解できるようになるだろうと思いますね。おしむ先生はかのレアル・マドリードの監督要請を2度も断りました。彼の考えでは、お金でスーパースターを買って、銀河系最強のチームを作っても面白くない、スーパースターは監督のいうことなんかは聞かないでしょうと…日本のサッカーはオシム先生の指導でかなり変わったと感じています。かと言って、この私はサッカーは基本的にわからない人間ですが、若い頃はわからないのに夜中に起きてワールドカップを見ていましたね。今になると夜中に起きていることは自分にとってはかなり辛いことです。
そうそう、自分の若い頃の中国江蘇省宜興市の民家はエアコンがありません。ワールドカップはいつも真夏ですので、実は夜中でも暑くてかなり寝苦しいです。まあ、眠れないからサッカーでも見ようと…今の日本ではエアコンがない家ではなかなか考えられないでしょう。年寄りの方は時々夏の暑さを感じないことがあって、知らないところでエアコンを切ってしまい、日射病で亡くなるケースは世界の色々な国の夏で起きているようです。
話は飛んで、毎日のように多くの人が亡くなっています。世の中に色々な病気があって、人間は色々な病気で死んでいます。満身創痍のスポーツ選手はなかなか長生きできません。中国の名選手は60歳で亡くなって、火葬した後にはかなり長い鋼の棒が出てきたようです。何度も骨折をすれば、補強のために手術して金属棒を入れたと聞いています。武術や試合のための太極拳の選手も怪我が多いです。当然、太極をスポーツ的に解釈すれば、怪我も避けられないです。
本来の太極は怪我をすることは基本的にあり得ないです。栄養が悪く、医学もかなり遅れていた時代でも太極修練の人間はかなり長生きをしました。太極が本当に好きな人はいかに詰まらない太極の練習も喜んでこなしていました。
がしかし、今日では世界は変わりましたね。あまりにも色々な娯楽が多く、人生の中で多くの時間をかけて保守的な動きの太極の練習は確かに詰まらないですね。特に美しさを見せることもなく、いわゆる難度動作などで試合で見せることがなければ、近代人の多くは達成感がなくてなかなか続かないのも事実です。上海近辺の鑑泉社の授権点も教学点も何故か今は色々な民間の試合や表演会に多く出場しております。まるで試合に出ないと生き甲斐がなくて、面白さもなくてなかなか練習する気持ちにもならないと伺っています。まあ、近代人ですので、面白くない場合は自然と徐々に離れてしまいますね。
もちろん、人間は今のご時世で本当に真面目な太極の練習が必要です。新型コロナウィルスはこのまま弱くなっていくことをお祈りしていますが、今後はまったく違う強いものへ変異がなければ、我々も徐々にコロナウィルスの終焉を迎え入れるわけです。今回のコロナウィルスは我々に人間自身の強さの大切さを思い起こさせてくれたと思います。私達近代人は本当に真面目に養生する時間が必要になったと思います。
もう出かけます。本日は大阪から会員さんが来られます。練習します。

スポンサーサイト