第2634話 2023年1月22日正月初一
- 2023/01/22
- 23:15


旅馆寒灯独不眠,客心何事转凄然。
故乡今夜思千里,霜鬓明朝又一年。
これは唐の時代の詩です。諸事情で故郷へ帰れない人の憂愁な気持ちを表せています。農歴の卯年もこのように密かに始まりました。
自分はうさぎ年の生まれですので、考えてみると今、ブログを書いている時間はちょうど、農歴で計算すると50代の最後の1時間です。昼間は色々と国内から電話があって、午後もレッスンがあって、自分は実は本日ブログを書く時間がほとんどありませんでした。
しかし、間も無く、60歳にに突入します。
それはそれは、考えてみると人間としての実績はほとんどないままで人間の最後の時期に突入しようとは本当に情けない話しですね。
爆竹声中一岁除,春风送暖入屠苏。 千门万户曈曈日,总把新桃换旧符。
これは時代が変わり、中国宋朝の詩人の作品です。この中に爆竹も言及しましたし、日本のお正月で飲む屠蘇のことも書かれました。ドアに貼る「対联」も言及していますね。このような古い時代の土の匂いを感じる旧正月は本当に何年振りでしょうと…
今は、上海では爆竹はまず禁止です。そして、有識な人間は本当に自発的に門外不出していますね。本当に、感染しない人間は感染していません。そして、とある性格の人々は感染していないと、今は中国の中医学の専門家たちが研究しています。
中国の近代化が進み、今は等身大の旧正月は本当に田舎に行かないとなかなか見られません。僕は、昔のお正月が好きです。
寄语天涯客,轻寒底用愁。
春风来不远,只在屋东头。
明朝詩人の作品です。季節的には、旧暦の新年とはちょうど、本格的な春の少し手前の時期です。エアコンのない時代ではいつもかなり寒いと記憶しています。
ちょうど、旧正月の連休が終わる頃、つまり、旧正月の中場あたりで立春が訪れることが多いです。何故かあの頃になるとちょうど学校も始まり、本格的な雪を降ることもあります。本当に寒い思いです。
绿水青山枉自多,华佗无奈小虫何!
千村薜荔人遗矢,万户萧疏鬼唱歌。
坐地日行八万里,巡天遥看一千河。
牛郎欲问瘟神事,一样悲欢逐逝波。
春风杨柳万千条,六亿神州尽舜尧。
红雨随心翻作浪,青山着意化为桥。
天连五岭银锄落,地动三河铁臂摇。
借问瘟君欲何往,纸船明烛照天烧。
最後に、私が英語の教科書として勉強させていただいた毛沢東先生の詩を思い出しました。1958年ごろ、中国は国をあげて寄生虫と戦っていました。一時は本当に何もできなかったようです。毛沢東先生はどうでもよい気持ちで、地面に座っていれば、一日は4万キロを走るようになると、いかなることが起きても地球は止まることがありませんと、どうにかなると、これは神様もなす素手がないと…なんか、今回のパンデミックに似ていますね。しかし、時はすでに60年も過ぎました。それでも今日の化学はウィルスにどうにもならないと、私は本当に人間の力は本当に弱いなあと感じます。
それでも、私は今、あと1時間で50代のお別れをしないといけない時が来た頃、毛沢東先生のことを部分的に認めるようになりました。彼は本当に何があっても、何も動じないほどに落ち着いているのは、本当の皇帝、本当の政治家のように感じますね。私ならば多分、あれほどの大事件の前では、とっくに崩れていますね。
坐地日行八万里,巡天遥看一千河。
これは、地面に一日座っているだけで、首を見上げれば、一日にして千の銀河をすべて見てしまうほどにすごいと、毛沢東先生の人間としての偉大さはもしかしてここにあります。どんなに絶望的になっても彼はいつも楽観的でいられますと…
もう本日のブログは終えたいと思います。残り一時間ほどは、私の50代の最後の静かな一時間にしたいと考えています。

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