第2637話 2023年1月25日正月初四
- 2023/01/25
- 09:39


昔ではそろそろ、今日くらいになると旧正月疲れが現れていましたね。まずは、4日くらいになると実は多くの人がお腹を壊すのでした。おそらく、今はこのようなことはなくなりますね。実際に、近代の中国では普段もかなり豊な食事をしていて、胃腸はすでに強く鍛えられていますね。昔では、食料配給があって、何故か旧正月になると特別に配給されます。もちろん、田舎の自由市場は特に配給されるシステムでもなく、農民が自分で作ったお野菜、飼っている家畜は改革開放辺りではより自由になって、旧正月の食事はあの頃から急に豊になりましたね。
少し前だと、多くの人は前々から旧正月の為の食材を少しずつ貯めて、豚肉は塩漬けにして、窓の外に吊るして干せば、腐ることがありませんね。塩漬け肉は今日の池袋中華街でも華僑の間ではかなりの人気ですが、あれは昔の時代で冷蔵庫がなくて、いかに肉類を長く保存できる人々の知恵です。
あの頃、普段の中国人はどれほどのおかずだったのかと言えば、きっと、多くの方はびっくりします。あの頃、おかずはご飯を食べる為のものだと言われていましたね。あの頃のおかずは塩分も多かったです。味がないおかずならば、沢山食べてしまうのですが…おかずは、なんでも配給の時代ならば自由に食べることはありませんね。農民の皆は家畜のほとんどを自由市場で売ってしまうわけですので、野菜中心の生活をしていましたね。そうすると、旧正月でいきなり沢山の肉を食べて、油も体に流し込んだらお腹は壊しますね。
太極の話しを少しします。お腹を壊すこともそうですが、人間は自分自身の体の状態を一気に変えることはどこの国においても、いつの時代においても大変困難であります。近代のネットでは、「内勁」について色々と語られていますが、こうすればたちまち内勁ができると、それは、太極門の先生の皆は本当に懸命に口を押さえて笑っていますね。近代になって、本当に太極内勁を習得した人間は本当に減ったことは知られていますが、太極内勁を習得した時の体の本当の変化を知った人間ならば、簡単に内勁ができることはあり得ないと言い切れますね。一人の人間の体にもしも急に太極内勁が植え付けられたら、この人は多分寝たっきりになって、まったく動けなくなりますね。
太極内勁がなんとかなる人間は、線腸骨と骨盤が微妙に分かれているはずです。もちろん、一人の人間が急にこうなると、多分腰が上がらないですね。
中国のネットでは最近、骨盤を懸命に捻って激しく動いて、これを「開胯」だと言っていますが、これは本当に体に有害です。腰椎も膝も壊れますのでご注意ください。「開胯」決して腰と骨盤を強く捻れてできるものではありません。内勁が骨格に到達しない限り、「開胯」はあり得ないです。
太極は体が楽しくなる練習の一種です。絶対に無理はしません。
呉式太極拳、募集しています。よろしければ、一緒に練習しましょう。

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