第2667話 2023年2月25日
- 2023/02/25
- 08:49


昨日のブログでは色々な適当な仕事のことを申し上げて、そして、人間界の言葉がいかに難しく、このように話しをするつもりでも人様がまったく異なることとして聞こえてくると…昨日は日本の戦後の教育の杜撰な状態も申しました。
本日は、太極拳の杜撰な状態を考えたいです。ネットではだいぶ昔の太極拳動画が見つかり、解説の日本人は、両足に力を入れないと太極拳の「放松」にならないと、このような間違っている理論を平気で多くの日本人に伝えようとしています。もちろん、人間は両足に力を入れたところでは完全に全身が硬くなり、太極拳を練習しているどころではないですね。両足に力を入れて動くとなると本当に人間全身の状態を壊してしまいますね。
元々、今の中国政府も否定しているかの動乱の時代、「外行領導内行」、つまり、素人がプロの上に行くことで無産階級革命が成功する頃に規定太極拳が日本に伝わってきました。もちろん、今日の中国の規定套路のレベルはあの頃とは異なりますね。規定套路のレベルが最も高かったのは1980年代あたりです。これはちょうど、改革開放があって、人々は沢山のお金はなくて、沢山の娯楽もなくて、青年の皆はパワーを武術に向けてしまうことで武術のレベルが急に高くなった時代でした。今では、若者は昔の若者ほどに武術に熱がないですし、武術選手も昔ほどに命をかけて練習しなくなりました。
何故かはわからないですが、日本の太極拳の界隈では少しだけできるようになったら、自己満足的にこれはもう世界レベルに近づいたとか超えたとかで適当に話してきましたね。
今になって、規定太極拳は中国の競技種目として人気がなくなってきました。もはや、伝統套路の規定套路がそれ何の人気がありますね。もちろん、人気があるのは長拳や南拳、または激しく動く太極拳の自選難度套路です。レベルもかなり低くなりました。しかし、それでも、日本のトップ選手は中国のトップ選手と実力の差が歴然です。
わたくし、規定套路専門ではありません。このくらいの公に誰が見てもわかるレベルの話ししか知りません。日本では、規定套路を練習して怪我をする人がかなり多いです。もちろん、伝統套路を練習してそれで体は安全かという保証もありません。
日本で武術を練習するって本当に怖いと思います。多くの無責任に武術を教えている者が人々の体を壊しています。
そろそろ、人様を批判するのはやめようと、この一週間ではずっと思います。これは、批判だろうかとも思っています。
学習せずに、研修せずにして、粗末な仕事をすれば、人々に申し訳ないという気持ちはその人々の中あるかどうかです。
声明、日本には各分野で多くのプロは世界のどこの国よりも全力投球して、仕事をしています。日本は世界の先進国です。GTPだけではなくて、人間力では日本は世界一だと私は肌で感じています。だからこそ、無責任に仕事をする人間は本当に目立ちます。しかし、日本には泣き寝入りという美徳もありますので、本当に無責任に仕事をする人はあまり裁かれないことはほとんどです。
昔、日本女子バレーボールの竹下選手というセッターがいまして、日本が五輪の予選落ちをした時に多くのマスコミは彼女のせいにしました。私はこういう批判が嫌いですね。
竹下選手は自分は世界トップレベルになったとかは思っていなかったはずでした。懸命に練習しました。バレーボールはチームプレー、負ければ一人の責任ではありません。
世の中、本当に無責任に仕事をする人が多いです。
そして、多くの真面目に仕事をしているプロの方にも悪影響が及びます。
人様の健康、そして、人様の体の動きを指導する者は、間違った指導、適当な指導はできません。これは、人間の体を目標とする仕事です。間違った仕事をしないようにしましょう。
今日も、呉式太極拳は練習します。募集もします。

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