第2692話 2023年3月22日
- 2023/03/22
- 09:31


昨日の出来事ですが、時の首相が電撃ウクライナを訪問している間に、ロシアの核兵器搭載可能な長距離戦略爆撃機2機が日本上空を7時間も飛行したと報じられています。日本の自衛隊はそれを観測できたのか、最終的にこれは日本を守っているいくつの米軍基地はロシアの飛行機を発見したのかはまったく不明ですが、もしも、その爆撃機から原爆でも落とされていたら、昨日に日本に住む誰も犠牲になった可能性がありました。
私は、ブラックジョークが多いと言われています。自分はそんなに長生きできないではないかとか、ひょっとしてあと数年の命だとか、自分が急にいなくなれば、日本の呉式太極拳はどうなるのだろうかとか、まあ、人間はいずれこの世からいなくなりますが、このようなことが本当に身近にあると考えると本当にぞくぞくします。威嚇するつもりですが、万が一爆弾が落とされたら日本に住む誰もやられてしまう可能性がありました。
このように不安定な世の中になれば、太極の練習を楽しもうとする人も不安で不安でなかなか決断できないかもしれません。
もっと、色々な方に積極的に声をかけるべきだと感じました。自分は、日本ではチラシだけはなんの効果もないと確信しています。太極拳の練習、特に我々のような独特な太極拳教室は多くの方とのご縁を信じて、ご縁で繋がっている方々にもっと積極的にアピールさせていただきます。自分は、固定観念の強い方への説明は面倒くさいと、時々、太極のことがまったく理解されない人達への説明はあまり丁寧ではないと深く反省しています。
私は自分自身が練習している太極というものに凄いプライドを持っていることと同様に、皆様はとある武術を一日だけでも練習したことがあるならば、その武術にもきっと何かのプライドがありますね。自分のプライドも多くの他派武術経験者のプライドも、人間のプライドは基本的に同等です。
これからも、しっかりと他人のプライドを尊重しながら自分のプライドをうまく主張できればと思います。
私の本日の自己反省は実は太極思想の一つでもあります。
他人のプライドを尊重しながら自分のプライドを主張することはつまり、「無過不及、随曲就伸」です。
ここで私は自分の会員や弟子には特に申し上げたいのですが、実は太極の練習で体がこのようになれば、人間と人付き合い方も「無過不及、随曲就伸」になります。
普段の練習でいかにしっかりと力まずに体を動かすのか、いかに骨格に変な変形がなく動ける練習を続くのか、人間の動けていないところをいかに訓練によって動くのかで我々はきっと、体も考え方も変わって参ります。
これが私からの太極の一番大切な説明でもあります。
新年度新規会員募集中、よろしければ、一緒に練習しましょう。

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