第2730話 2023年4月29日

今朝のニュースでは、残業「月80時間」過労死ライン超える中学校教員依然4割近く占めしているようです。 17年前に夫を過労で亡くした遺族は「今も全く同じことが起こっている」とマスコミに話しているようです。
国の地方公務員ですが、何故そこまで働かないといけないのでしょうかと、私は本当に理解できません。高度成長期の頃のブラック企業ならば、社員を死ぬほどまで働かせておいて、実際に多くの若い会社員が突然と命が絶たされました。おそらく、そのご家族にはもしかしていくらかお金が入るのですが、常識あるご家族って本当に自分の肉親または配偶者の死で出されたお金を平然と使うことはできるのだろうかと、少なくとも、この私は使えませんね。

そうそう、大学の時から私はずっと、優しすぎると言われています。日本人、スペイン人、ドイツ人の多くの先生よりこう言われています。もっと、はっきりと優しさを捨てて、この東京の町は基本的に戦場だと、生きていくには相手に打ち勝つしかないなどのことも何度も言われました。
もちろん、自分にはどうしても道の基本が捨てきれずにおります。
去年から、大阪の太極拳先生とのお付き合いがはじまり、大阪は昔からはっきりとしている町として知られています。自分はより気持ち的にしっかりとやっていけたらと考えていたのですが、実際、人間は多くの出会いで多くの学習ができると確信したのは今日ではありません。
今までも実際に多くの偉大な方との出会いで自分の生き方が少しずつ修正して来ました。道の根本といえば、人間は常に完全ではない状態であり、より自然体で修正していく、「起承転接」ですので、常に修正することは常識ですが、自分はどこかで一つの完結、一つの完成を求めたいならば、自分は太極や道の研究がまだ足りていない証拠になります。
本当は、これが自分自身の一番大きな反省になると、これは今回の大阪入りの一番大きな収穫だと感じています。

本日ははじめて大阪で講習をしました。大阪の奈良地方の方々が集まりました。
皆様の熱意はいつも私を駆り立てます。
日本全国で、正確な太極拳を求めている方が相当いると感じた一日です。
去年、私は「太極拳講義」を出版しました。私は本日、太極拳講義の一番誤解しやすいところを皆様に説明しました。それなりの手応えを得ました。
日本全国から東京にある私の教室にもう少し来てくださればと、東京近辺からもう少し私の教室で安定したメンバーが集まればよいです。もう少しでおそらく相対的な安定が得られます。
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