第2773話 2023年6月11日
- 2023/06/11
- 12:01


今朝はかの有名な京アニ事件が精神疾患の有無で争われると報じられました。まあ、法廷はすでに収監しての精神鑑定していましたので、ここで起訴すると当然、一定の責任能力があると見ています。なにせ、今回の犯人は放火で36人も殺害していますので、有罪となると当たり前に極刑になりますね。
日本は重度精神疾患の割合はかなり高いです。自分は青年時代まで中国のかなり小さな街で生活していましたので、それこそ、東西南北の十字路になっている4本の街で誰々の家の息子は精神疾患で、誰々の娘は子供の時に大人の本を読んでしまい精神的に狂っていると、誰々のお爺さんはとある季節になると上半身裸で大声を出して街を歩くと…小さな街ではこのような家庭の事情は日本の小さな街も変わらないと思いますね。私が現在住んでいる日本の町も家庭に何かがあれば、秘密にすることは無理でしょう。日本の下町町内会に入れば、あえば挨拶して、時折立ち話もします。近所付き合いもあって、何方か他界すれば、普通に香典も出しますね。このレベルの地域での精神疾患者ならば、皆が気をつけて付き合うことも不可能ではないでしょうが、実際に精神障害の方は一定の興奮レベルになると咄嗟に何をやってしまうのかはかなり予測し難いので、本来ならば社会全体に力を合わせ、社会福祉関係の専門家が対応すべきだと感じています。
がしかし、私の社会福祉学科の最初の授業で何人の先生に言われたのは、日本は世界でも有数の社会福祉の後進国です。日本の社会福祉はかなりの広い範囲でボランティアで賄っているようです。最近の自分の色々な調査で判明したのは、自分は社会福祉主事任用資格を取得してからは30年ほど経ちましたが、日本の社会福祉事情は30年前とほとんど変わっていないと多くの専門家から伺いました。冒頭の京アニ事件ですが、本当に精神疾患が認められれば、私は社会福祉の抜本的な見直しや精神疾患者の徹底した管理の社会的責任の糾明が大切だと思います。
教室の見学者の中にも重度精神疾患のかたが数人ほど現れました。それはそれは、今患っている病気で太極拳を練習すると危険であることの説明は本当に簡単ではありません。社会福祉主事任用資格が取得していることを誇りに思いますね。
人類の精神疾患はかなり辛い病気です。社会全体で対応していけば良いと思いますが、日本はこの領域、世界的に遅れています。
私は精神疾患の方のことを普通の人間だと考えています。真心で接していけば、一定レベルまで通じ合うことも可能です。当然、軽度の方や一定の方向性の方は完全に通じることも可能です。
これは、45年間の太極拳の練習で私はある程度の脳の全面性を得られたような気がしますが、こればっかりは科学的ないし医学的な検証はできていません。これはあくまでもわたくし個人の推測です。
太極は実施にすべて科学的な根拠を探し出していたら、色々な見解が憶測に過ぎないことは自分は太極の最も難しいところだと痛感しています。
これからも会員の方々と一緒にこれをできる限りの現実的な理論になるよう探求してまいります。
呉式太極拳上海鑑泉社東京授権点新規会員募集中。一緒に練習しましよう。

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