第2804話 2023年7月12日

夏風邪のヘルパンギーナは過去の10倍に達する見込みです。今年では初の警報級に達すると見込んでいる専門家もいます。コロナウイルスは落ち着いたのかと言われれば、疑問に感じている者は自分一人ではないと思いますが、幸いにウィルスの毒性が大分低くなったことで国は5種へと引き下げしました。多くの医学専門家の見解からするとコロナウィルスは今後、世界に永遠に存在することになります。
ここまで来て、人類は確かにもう流石に新型コロナウィルスへの免疫はできつつありますが、自分の感覚としてはひょっとして人類は他の病気に対しての免疫は下がってしまったのではないかと、もちろん、これは西洋医学的には何の根拠もない話しであり、あくまでも自分自身の感覚にすぎません。
もちろん、元々中医学は感覚の世界です。脈を触れば、体を触れば、相手のツボを触れば、人間の異変を感じてしまう感覚の集大成になります。そして、太極を長い間に練習続けている者は中医学的な感覚はかなり強くなります。
太極は、人間の経絡やツボをコントロールすることも可能ですが、初歩的な手つきで手合いで効くことがあって、太極は基本的に内勁を練習しないといけません。太極は相手の感覚を体で感じて、それに反応していくことを推手と言います。ですので、推手は力同士のぶつかり合いではなく、美しい套路での表演でもありません。
太極の推手は基本的に相手の体の内面的な事情をこちらの体で感じて、瞬時にそれに反応することになります。これが内勁です。

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