第2851話 2023年8月28日

わたくしの太極拳がわからないと言っている方がかなり多いです。これは当たり前だと感じています。実は、自分も若いころでは、師匠の二人の太極が理解できていなかったです。馬岳梁先生の凄さは推手練習の凄さはわかりますが、師匠が教えるこのように動くべきことはあまり理解できていません。もちろん、今になって、師匠が自分からかなり去ったところではありますが、自分の記憶で師匠の動きの感覚と、師匠の教えの記録を照らし合わせすれば、自分の進む道は外れていないことが自分でわかります。
太極は基本的に人間の当たり前の動きとまったく異なる動きの訓練であり、その動きのための練習は当然、一般的に普通に体を動かしている人間にとっては摩訶不思議っていたところでしょう。そして、スポーツのような太極拳練習はどちらかとい人間にとっての当たり前の動きにすぎません。
こうなると、自分の体験では規定太極拳のかなりレベルの高い方ならば、本来の太極拳の動きに対してこれは決して真似できないものであるとの認識がかなり強い一方、既定でかなりレベルの低い方からすると本体の太極の動いは何も理解できないために批判してしまうことが多いようです。しかし、世の中に多くの所謂強さのために練習している人は規定太極拳を批判していますが、それはただ、戦えないとか弱いとか…それならば、私のような太極もきっと弱いと言いますね。
太極ですが、本来ならば人と弱いとか強いとか、比較しながら修練するものではありません。このように練習すると本当に楽しいです。是非、お試しください。
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偵察はお断りです。