第338話 正者,姿勢端正
- 2016/07/26
- 13:03

当然、太極拳の基本拳では慢架と快架を含む要素になります。呉公藻【太極拳講義】で解釈している色々な太極拳論も発勁などの要素を研究しています。
原文:
正者、姿勢端正。每一姿勢、務宜端正,而忌偏斜。然各种姿勢、各不相同、或仰,或俯,或伸,或屈,非尽中正。是以其発勁,及其用意之方向,而求其重心。盖重心为全体枢纽。重心立,則開合霊活自如,重心不立,則開合失其关键・・・
姿勢端正という中国語ですが、小学校レベルの国語だと、体を真っ直ぐにして、胸を張って、腰を立てて、お腹を出さないで、手足もとにかく真っ直ぐにすることになります。
しかし、太極拳理論で言っている「姿勢端正」は正しい姿勢になります。
「而忌偏斜」が言っているのも同じです。いけない捻りは「双重」を起こすのですが、正しい斜線中定は「姿勢端正」と矛盾をしないです。言い換えれば、「非尽中正」です。
太極は発勁などのことを考えると、開合が非常に大切になります。慢架は基本的に発勁がないですが、その中の開合は発勁の感覚の練習になります。断点のない慢架は相手が理解できないところで発勁が入ります。太極上級者と推手をするといつも浮かされている感覚はこれを語っています。
これからも正しい太極理論を語って参ります。
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